ピースボートから何度も日の出や日の入りを見ました。その美しさは私の文章力ではとても表現しきれません。ただ、50年前にこれを見たら、私はその感動をエネルギーにして、どんな夢をつむいだだろうか、などと想像しました。
すばらしい数々の太陽をこの船旅で見て、私の心に湧き上がってきたのは、夢とはほど遠いものでした。地球を一周している間には、赤道直下の灼熱もあれば、氷山の脇を通ることもありました。いろいろなところから太陽を眺めて、ひとつのことに思いが至ったりまのです。宇宙に地球が生まれ、その地球を太陽が照らし続けた。地球のすべての生き物の育ての親は太陽である、ということです。
これは宇宙の真理ともいうべきものです。地球上の生き物は、何よりもまず太陽を大切にしなければならないのです。世の中には科学や宗教などのいろいろな「真理」があります。これらの「真理」の真贋は、宇宙の真理をふまえているかどうかで見極めなければなりません。
毎日毎日、地球のあちこちで悲しい出来事がたくさん起きています。人類はもう滅亡する段階に入っていると思います。人類の活動が、太古からの太陽と地球の関係を壊すことで、地球は人類の住めないところへと変わっていくのです。それは宇宙の真理をないがしろにした人類の活動の結末です。
人間の欲望が、宇宙の真理とは相いれないところまで肥大したこと。その欲望を充足しようとして、宇宙の真理を無視した行動を続けたことが、根本的な誤りだと思います。人間の過剰で有害な活動によって地球環境は破壊され、人間自身がそこに住めなくなろうとしています。
荘厳な朝日も、輝かしい夕日も、そして穏やかな昼の光にさえも、そこには太陽の諫め(いさめ)がたっぷり含まれていることを私たちは知らなくていけないのです。