月に一度、家族で登山をしたいと思う。先月は失敗した。こんどこそは楽しく思い出深い山登りにしたいので、じっくり考え、大きな山、武甲山を目指す。
武甲山は川越の街からも特徴的な山頂が遠望できる。
北側は石灰岩の採掘のために削り取られ、昔の頂上も残っていない。三角点も移動させられて1295m地点にある。しかし、秩父盆地を見下ろすように立つ名山であることに変わりはない。
今回は登山口までのアプローチが比較的長いので、家から自動車で行くことにする。電車を使わないのが気に入らないらしく、波は「なんでこどもの日に登山なんてするんだ」、と不平を言っている。
横瀬から生川に沿って、石灰岩を搬出するためのダンプが行き来する山道を、標高約520mの登山口まで行く。そこに自動車を置き、準備体操をして出発する。
生川沿いを歩き、標高約700m地点からつづら折れの山道になる。ところどころ杉の大木がある。こどもたちは、喜んではいないにしろ、疲れたふうもなくどんどん登る。
標高1000m付近で道は北西に、山頂に向けて登る。道端に咲く草花の種類が多くきれいだ。山頂直下で道は左にトラバースし、南の小持山から来る道と合流してすぐ山頂に着く。
あいにく曇っていて、山頂からはときおりふもとが見える程度だった。神社の前で昼飯を食べ、来た道を元気よく下った。