1988年に国際部へ異動し、長男の渉が生まれ、1989年に新座へ引越し、レガシーを買ってから、わたしの山登りは変わった。公私に忙しくはあるが、車で山へひょっこりと行ける。
川上哲の結婚式と披露宴の翌日未明に新座をたち、深夜に2時間半のドライブで富士山の5合目に着く。車の中で仮眠していると、6時頃明るくなってきた。出発準備をしていると、ちょうど若林・島津ペアが登ってきた。最近わたしは運動不足なので、体調充分の二人よりもペースを落として登ることを心に決める。
それにしても残雪が多いのに驚く。吉田大沢の6合目あたりでスキー歩行を始める。ゆっくり登っているつもりでも、スキー歩行は早い。天気がよく、雪が相当腐ってきたが、ズンズン登る。まだ上から滑り降りてくる者はいないので、気はせかない。若林さんはどういうつもりなのか、ハイペースで登って行く。9合目あたりまで来ると、シールの裏に雪が付くようになって、登るスピードが落ちた。スキーをはずし、ザックに着けて背負って登ることにする。そして歩行を始めると足が重かった。かなりばてて山頂に着く。
息を整えて滑降開始だ。9合5勺にいる若林さんめがけてツバクロ沢を滑る。重い新雪に足を取られないよう注意して滑る。若林さんと少し話をしてから、今度は吉田大沢を滑る。下るにつれて雲が出てきて、あっという間に視界がなくなる。大きなターンでザラメ雪を滑り、最後は残雪を拾いながら下る。滝沢林道のすぐ上まで下ってスキーをはずした。