2015年2月28日土曜日

2015年2月28日 あそぶ:自転車 郭町⇒竹の谷⇒高篠峠⇒顔振峠⇒北向地蔵⇒郭町93㎞


去年の夏から奥武蔵の山を走りはじめた。川越から北向地蔵や顔振峠まで往復したり、カメムシ号にバイクを積んで狩場坂峠や白石峠の先まで走ったりした。山の中を走るのは、平地を走るのとはまた違った楽しさがある。急坂を登り切った達成感や、木間越しに見える平地やさらに奥の山の眺め、それに下り坂をスキーのスラロームのように下る爽快感など、走っている瞬間瞬間が変化に富んでいて楽しい。

この楽しみをより強く味わえるのが、door to doorのツーリングだと思う。つまり郭町から走り出し、山を走ってまた郭町まで帰ってくるツーリングだ。これを早くやってみたかったのだが、体力に自信がなかった。一昨日往復100㎞超の海までサイクリングが思いのほか楽にできたので、まだまだ自分には体力があると感じた。そこでいよいよ家から山の奥までいくサイクリングに挑戦することにした。

9時に郭町を出発した。まず西へ向かい北平沢まで行きます。そこから北上し毛呂山町へ行く。出発から約一時間走ったところにコンビニがあり、そこで休憩する。トイレを貸してもらい、エナジーバーを買って再び走る。越生までバイパスを行くが月末のためか交通量が多い。バイパスの終点から国道に入ると道幅が狭くなり、さらに走りにくくなる。それも田中の交差点までで、ここを左折すると交通量が少なくなり、かわって坂道が現れてくる。

昨夏来た時に宿(しゅく)の交差点に骨董品屋を見つけた。今回はその店の中をのぞくのを楽しみにしていたが、あいにく「春先まで休みます」、となんとも呑気な張り紙が入口にしてあった。そのすこし先にあった公共の休み所でトイレを借りてから、11時過ぎに山を目指し西に向って走り出す。

宿から竹の谷(かい)を経て高篠峠へ至る坂道は、前半が直線的で、後半はつづら折れの舗装道路である。その直線的な部分は急坂でないことを期待していたのだが、結構な斜度のある道だ。高篠峠の方向を見上げると稜線近くに残雪が白く逆光に光っている。道は凍結しているかもしれない、と思うと急に弱気になった。これからグリーンラインを経由して川越に戻るのは無理じゃないか。一昨日の海までサイクリングの疲れがまだ残っているのに、このコースを選んだのは間違いだった、と後悔し始めた。

そんな気分で走っているうちに、舟の沢の集落へ至る道との分岐に着いた。そこで年配の男性二人が立ち話をしていた。その傍らをわたしが通り過ぎ、高篠峠への道に入っていこうとすると、男性のひとりが「そっちは寒いよ」と声をかけてきた。バイクを停めて、「そうですか。上はまだ雪がありそうですね」というと「道には雪はないよ。上からこちらに車で降りてくるのを見かけるから。俺は自分では上がっていないが」と教えてくれた。「あっち(と舟の沢集落へ向う道をゆびさして)は日陰だからまだ道に雪が残っている」とのこと。「ありがとうございました。行ってみます」と言って峠道に入る。

つづら折りの道は急ではあるが、関八州の見晴らし台に至る高山不動への道のような、とんでもない急登は無い。標高約635mの地点で休みエネルギーを補給した。(12:20)高篠峠まであと標高差100mほどだ。そう思うと元気が湧いてきた。

高篠峠の手前で道に雪が出てきたが、轍に注意して走り切り抜けた。しかし、高篠峠から大野峠へ向かうところで道路が全面的に凍結していて、自転車を押して歩かなければならなかった。そんな路面状態が狩場坂峠まで続いた。狩場坂峠はおじさんが1人乗った乗用車がポツンと一台止まっていた。すこし休んで下り道を顔振峠へ向かう。(13:00)

顔振峠の富士見茶屋は閉まっていたので、平九郎茶屋に入り、味噌田楽をつまみに缶ビールを飲む。(13:45)北向地蔵にお参りして(14:45)、宿谷へと下り、走り慣れた道を川越に戻った。郭町に16時過ぎに帰着した。やったー。今日は山道を含めて93㎞ほど走ったのだが、そんなに疲れてない。