・川越と入間川
川越という地名の由来には諸説あるが、もっともらしいのはつぎの2つである。
ひとつは、平安時代にこのあたりに豪族が館を構えていた。その館へ行くには入間川を越えて行かなければ辿りつけないというのでその豪族は河越と名乗り、それが地名となったという説である。
もうひとつの説は、入間川の氾濫によってこの地域の土壌が肥沃であることから河肥と呼ばれ、それが川越に変わったというものである。
どちらの説も入間川に依っていることに変わりはない。
この入間川は、奥武蔵の山を水源とし川越市の東部で荒川に合流する。荒川はこの合流地点から約50㎞南東下して東京湾に注ぎ込んでいる。わたしは川越を関東平野の内陸にある街と思っていた。
・海までサイクリング
先週1日で50㎞以上のサイクリングができたので、わたしは気を良くしていた。それで今度はもっと走行距離を延ばして、自宅から海が見える所まで自転車で行ってみたいと思った。自力で海まで行くというのが、ちょっとシンボリックで凄い。冬の荒川河川敷に吹く北西の季節風に乗って、「海までサイクリング」だ。
今回のもうひとつのチャレンジは、「輪行」である。
・初めての輪行
「輪行」とは自転車を分解して袋に入れ、鉄道などに持ち込んで移動することだ。これによって、今回川越から海まで行った後は、最寄りの駅から鉄道を使った輪行で帰ってくるというサイクリングができる。
このように、「海まで」と「輪行」という目的を決め、それに相応しい計画を考えてみた。
まず川越の家から国道16号線を荒川まで走る。そこから荒川土手沿いに東京湾に面した河口まで走り海に至る。帰りは新木場駅から輪行で有楽町線に乗り、川越まで戻る、と計画した。
当日は北西の追い風も程よく、快調にサイクリングコースを走り、4時間ほどで目的地の新木場駅に着いた。
今回のサイクリングでは、ふたつの点について、今後改善が必要だと思った。
ひとつは荒川のコース取りである。
はじめて走るコースだったので、荒川の土手と河川敷、右岸と左岸のどちらを走るか、迷うことがしばしばあった。その場所によってどちらを走ったらよいかが全く違う。快適なルートは、事前の調べと、何回か走ることによって見つけなければならないな、と思った。
もうひとつは、輪行の手順をきちんと覚えておく必要があるということだ。
疲労していない状況であれば普通にできることでも、疲れていると、同じことをやるにもひどく時間がかかったり、間違えたりする。どんな状況でも、はやく、間違えずに輪行ができるようになることが大事だ。