わたしはこのコースをひと月ほど前に走った。走行距離は110㎞で、これが今のところわたしが1日で走った一番長い距離である。このコースへまた行くことにしたのは、来週初めて人と走ることになったからである。
人というのは「ブルベ」をやっている人たちである。「ブルベ」はフランス語で、長い距離を自転車で走ることの意味があるようだ。その人たちが、練習会をするというのをウェブで知った。それで参加を希望したところ、どうぞということなので、来週は1日で140㎞ほど走ることになる。そんなに走れるかどうか自信はなかったが、長い距離を走る人たちが、どんな走り方をするのか見てみたい。その人たちと一緒に走っている間に、こちらが体力不足で落伍しないように、せめてできるだけの準備はしておこうと思った。
つまり練習会のための練習である。
川越から荒川を経由して葛西臨海公園へ行く。
荒川の河川敷では、週末に野球やサッカーをやっている人が多い。その人たちが自転車道をふらふら歩いていたり、突然横切ったりするので注意が必要だ。それくらいのことは注意をすればなんとかなる。
どうにもならないのは自転車道を使ったマラソン大会だ。運悪くこれにぶつかってしまった時は、自分が走るコースを変更するのが賢明だ。
葛西臨海公園の突堤からは正面に東京湾が広がる。小舟が行き来する向こうに、東京湾アクアラインの換気口が巨大なヨットの帆のように見える。
葛西臨海公園からの帰りは、主に左岸の道を行く。右岸に較べると道幅が広く、人通りも少なくて走りやすかった。