今夏ブロードピークへ登りに行ったTSMCメンバーの帰国歓迎山行ということで、氷川キャンプ場に20名が集まった。前夜徹底した酒宴があっため、翌日海沢へ登りに行くと申し出た精鋭は与作、木村、江波戸、橘、それにわたしの5名だけ。台風の余波が残り、沢は荒れているだろう、と誰もが言う。それはそうだろう。だがわたしたちは登りたいのである。
海沢林道の奥、公衆便所のところに車を置き、沢に入る。歩き初めは沢沿いの遊歩道がある、何の変哲もない河原である。最初の滝は2段で、階段状である。しかしそれ以降に出てきた滝は大きく手強いものばかり。このところの雨で水量も多く、迫力がある。登攀図によれば、人工登攀を要する滝が多かった。アプザイレンを1度交えて沢をへつり、廊下を過ぎるとワサビ田になる。沢はここから再び河原状になり、遡行意欲が減退したので登山道を大岳山へと登る。途中でゲロを吐く者もいて、結構滑る。視界の無い山頂にタッチしてさっさと下った。