2018年6月9日土曜日

ブラック・ツーリズム ロワール川 パレ=ル=モニアル➡ドシーズ

パレ=ル=モニアルのキャンプ場受付
8時15分 パレ=ル=モニアルのキャンプ場を出発しました。
今日も運河に沿った緑道を走ります。
朝から良く晴れて鏡のような運河の水面に木々と空が映えます。

道端で用事を足しているとき足元にチクチクする草が生えていました。
イラクサです。
「これをスープに入れて食べるんだよ」とドミニクが教えてくれました。

イラクサ(Ortie)
嫌われ者のイタドリがばっさりと切られていました。

ディゴアンの手前で
9時 ディゴアンに着きました。
ここは運河とロワール川が交差するところです。
橋の上を行くボートに乗ってみてください

川の上に橋がかかっています

石造りのがっちりした運河橋です
運河には数人乗りのボートが行きかっています。
ほとんどがツーリストの船で貨物船はほとんど見ませんでした。

写真を撮ってから手前の女性に叱られました
「無断で撮っちゃいけないのよ!」
あとで笑ってました
右奥へロアンヌへと向かう運河の分岐点
12時 ブルボン=ランシーのきれいな池のある公園で昼食にします。

Plat d'eau
アメリカにもこのような公園があちこちにあったのを思い出しました。
違いはここには破壊行為(vandalisme)の影が差していないように感じることです。

炎天下のアップダウンに
たまらず帽子を取り出す
13時半 クロナの教会の前で飲み水のありかを人に尋ねました。

クロナの教会
教会の駐車場の脇に蛇口がありました。
ほとばしる冷たい水を飲み水筒に満たしました。

かたわらに戦没者の慰霊碑があり少しくたびれた三色旗が風に揺れていました。

クロナの戦没者の慰霊碑
戦没者の墓碑銘(épitaphe)
この小さな村から百年前たくさんの人が戦地に赴きました。
そのうちの70人もがここに還れなかったことをこの墓碑銘は静かに伝えています。
彼らの年齢にかつてこの村を襲った悲しみの深さを思いました。

悲しいほどお天気
15時半 ドシーズのスーパーで買い出しをします。

17時 歴史を感じる石橋を渡ってドシーズのキャンプ場に着きました。




19時半 今晩は一本4ユーロのローヌ・ワインでドミニクと乾杯!

選定 ソムリエ ドミニク
本日の走行距離:92㎞



ドシーズ➡ラ=シャリテへつづく