2018年6月28日木曜日

ブラック・ツーリズム ロワール川 ナント➡ナント空港

段ボールを背負って記念撮影
<7時半>
ナントのユースホステルから折り畳んだ段ボール箱を背負って出発します。
ナント空港まで道を間違えないように地図を見ながら注意して進みます。
この地図はサント=リュスのキャンプ場のお姉さんにプリントアウトしてもらいました。
あのキャンプ場は静かで清潔でスタッフは親切で料金は安かった。
合計で4泊もしてしまいました。

<8時>
ナントの街を走っているとすれ違う人が私の背中の段ボールに注目しています。
おやっと反応したり怪訝な顔でこちらを見たりしています。
自動車の中からこちらを指差して同乗者と笑っている人も。
朝から面白いものを見たとナントの街でごくわずかに話題になるでことしょう。

<9時半>
途中で2回、おばさんとおじさんに道を尋ねて空港へたどり着きました。
ホステルから一時間半かかりました。
道を迷ったせいで予定より30分多くかかりました。

段ボールとともにナント空港に到着しました
それにしても道を尋ねると皆さん気持ち良く教えてくれます。
それだけでなく自動車に気をつけてとかもう少しだから頑張ってとか親身になってくれます。
率直に言って善人が多いなあという印象を受けます。

<12時>
空港ビルの入口で荷造りしてそれらを預けて身軽になって機中の人となりました。
飛行機が離陸するとナントの街とそれを突き抜けて流れるロワール川がよく見えました。

ロワール川の河口で拾った石ころ
昨年のライン川に続き今年はロワール川沿いをふらふらと走りました。
行く前から古城や原発の姿をウェブサイトで見ていました。

アゼ=ル=リドー城
朝日に浮かぶシャンボール城やダンピエール原発から上がるモウモウとした湯気を見ました。


この得がたい経験を自らのささやかな暮らしを振り返る糧にしたいと思います。

ドミニクとみっちり3週間自転車で走ったこともいい経験でした。
寝食を共にすることは人の理解に役立ちます。

3週間使ってペコペコになった
2リットル入りのペットボトル
加えて旅の途中でドミニクとパトリックの家を訪ねたことでさらに興味深い経験ができました。


厚かましいかなとは思いつつ人の家に上がり込んでその暮らしながめられたからです。
真実を理解したかどうかはともかくも自分なりに共感したり不思議に思ったりできました。
これだから旅はやめられません。

本日の走行距離: 14㎞



ナント空港➡川越へつづく