2018年6月13日水曜日

ブラック・ツーリズム ロワール川 ジアン➡シェシー

冷たい朝風がロワール川を渡ってきます
8時過ぎ ジアンのキャンプ場を出発です。
日差しもなくキーの低い1日の始まりです。

9時半 林の中のダートが続いた後に土手の上の道に出ました。
右後方に湯気を塔から吹き出している原発が見えました。
ダンピエールの原発です。


10時半 湿った空気を拭き払うように画然とした景色が目に入ってきました。
シュリー=シュル=ロアール城です。


ロワール川の源流からここまで700キロ以上を走ってきて初めて見る宝石のような佇まいです。


石造りの壁の上に乗った傾斜の急な屋根が軽やかさを醸し出しています。


中には入りませんでした。

城のドアノブ
12時半 スイスの若い人と三人でロワール川を眺めながら昼食します。
旅の経験や今後の抱負を述べあったり食料を分け合ったりと楽しいひとときを過ごしました。

Jargeauあたり
16時 チェシーのキャンプ場に着きました。
整備が行き届いて清潔なキャンプ場です。

管理人からテーブルと椅子を借りてきました
19時 ジアンからはるばる運んできたワインを飲みながら食事をしました。


サン・ランベールからここまで7日間休まず毎日走ってきました。
二人とも少しくたびれたので明日は走りません。
一週間ごとに一日の休みを入れるのがドミニクの考えです。

昨年一人でライン川を走ったときは3週間のあいだ一日も休まずに走ってしまいました。
天気も体調も良かったからですがそれは危険なことでもありました。
それに大きな街ではずいぶん見所を逃してしまいました。

疲れがたまると注意力が低下して事故を起こしやすくなります。
怒りやすくなったり物事への好奇心が薄れたりもします。
疲れたら適度な休養を取るのが楽しく長旅を続けるコツでしょう。

このところ日中に欠伸が出ていたのでちょうど良いタイミングです。
明日はジャンヌダルクで有名なオルレアンへバスと電車を使い日帰りで遊びに行きます。
遠足へ行く前の晩のような気分でボンニュイしました。

本日の走行距離:70㎞



シェシー⇔オルレアンへつづく