2018年6月5日火曜日

ブラック・ツーリズム ロワール川 ル・ピュイ=アン=ヴレ➡サン・ランベール(2)

5時すぎ また鳥の声で目が覚めました。
イカルでしょうか?
「お菊二十四」と言おうとしているように聞こえます。

雲がたれこめていますが昨夜来の雨はあがりました。

ル・ピュイ=アン=ヴレのキャンプ場
右の建物に調理場、シャワー、トイレがある

8時 ル・ピュイのキャンプ場を出発します。
今日はロアール川のゴルジュ(峡谷)地帯を走ります。

キャンプ場の下手のロワール川にかかる橋
8時50分 ロアール川を挟んで対岸に古城が見える道端で休憩します。

牧場の向こうにラヴート・ポリニャック城
ゴルジュ地帯の道は自転車は注意して走らなければいけません。
鉄道橋の下をくぐる時は自転車の通行帯が狭くなります。
露岩帯では岩にぶつからないようにしなければいけません。
すぐ隣の車道を行く自動車は制限速度90キロで走っています。
ちょっとした不注意が命取りになります。

丘のうえに崩れかけたアルティア城が見える
11時半 雲が晴れました。
道端にピクニック・テーブルがあったのでテントを乾かしながら昼食を取ります。
ドミニクは濡れたテントがとても嫌いですので。

車道の脇ですがピクニックするにはいい場所でした
東の方向に見える丘の手前をロワール川が流れています
バ=アン=バセから北東の方に黒い雷雲が見えました。
ドミニクが雨宿りしようというので大きなひさしの下に入ります。

壁にバ=アン=バセと書いてあります
しばらく様子を見ましたが降りそうもないのでまた走り出しました。
ロワール川は濁っているので上流のどこかで降雨があったようです。


14時 オレック=シュル=ロワールのキャンプ場に着きました。
受付開始までまだ3時間もあるのでここで泊まるのは止めました。

オレックのキャンプ場入り口

ロワール川にかかるオレックの吊り橋
吊り橋のたもとから民家の壁に描かれた壁画が見えました。
どこまでが絵でどこからが本物なのか分からず目を凝らして見ました。


真横から見てすべて絵だったと分かりました!


ここからサン・ランベールまでの間にキャンプ場がないか町の観光案内所で尋ねました。
残念ながら無いようです。
それならば今日はサン・ランベールまで行きましょうということになりました。

ル・ペルチュイセから長い登行になりました。
この道をドミニクは時折ロードバイクで走るそうです。
今日は荷物をたくさん積んだ重たい自転車でスピードが出ません…

16時 何とか自転車を押し歩きせずにシャンブルに着きました。
ここにタワーがあります。

シャンブル教会の隣に立つタワー
タワーの中に狭くて急な階段があります。
その上からの眺めがすてきでした。

南方向にロワール川のゴルジュ
北方向にはこれから向かう平野部
ダム湖の近くの家々
17時 シャンブルから長く気持ちの良いダウンヒルでサン・ランベールに着きました。
とりあえず街中のバーで源流からここまでの走りを祝ってビールで乾杯します。

17時半 再びドミニクの家にお世話になります。
晩ご飯にマリー=ポールが作ってくれたおいしいパエリアをいただきました。
何ともありがたいことです。

本日の走行距離:95㎞



サン=ランベール(2)へつづく