まずしっかり朝食を食べてから |
身一つで歩くのは気楽ですね。
10時 キャンプ場から20分歩いてバス停に着きました。
バス停 |
お客さん下がってください! |
運賃はバスとトラム通しで片道1.5ユーロです。
バスもトラムも車内に見やすい行き先案内パネルがあります。
おしゃれなトラムが来ました。
10時40分 オルレアンのカテドラル前に着きました。
オルレアンの大聖堂 |
ローマ、ゴシック、ルネサンスと地上に現れた地層のように歴史が堆積した石積みです。
聖堂内にはジャンヌ・ダルクの伝説が何枚も頭上高くステンドグラスで語られています。
ステンドグラスを眺めていたら先日ラ・シャリテで別れたパトリックとばったり会いました。
ドミニクとともに再会を喜びました。
パトリックも今日は一日観光するとのことで一緒に街を見て歩きました。
ジャンヌダルク通り |
ジャンヌダルクゆかりの家 |
入口にジャンヌ・ダルクのブロンズ像が飾られています。
建物の中を見終えて入口の階段を下るときにその像の後背部が見えました。
髪の毛の一本一本までが再現されています。
よく見ると後頭部の左側がへこんでいます。
像を正面からもう一度見てみると身体に数ヶ所不規則な穴があいています。
受付の女性になぜ穴が開いているのか尋ねました。
先の戦争中に土中に隠されこの像を仏軍が重機を使って探した際にできた穴だそうです。
12時半 街をぶらついてから適当なレストランに入りました。
人力居士ははるばるロシアから来た魚くんのクリームソース煮を食べました。
三人でワインをたくさん飲みくだけた話しをしました。
パトリックはオルレアンからロワール川を少し下流へ行ったブロアに住んでいます。
彼はわたしたちにぜひ彼の家に寄って行ってくれと言っていました。
それからまた街をぶらついたり食料を買ったりしました。
違うキャンプ場へ帰るパトリックと別れてシェシーへ帰りました。
帰りのトラムである駅に着いたとき警官が数人ホームで待っていました。
ドアが開くと彼らが鋭い顔で乗り込んできて学校帰りの少年数人に質問をしました。
大柄な黒人の子が警官にカバンやポケットの中身をすべて出すよう命じられたようです。
ノートやペンやラインマーカーなどを通学カバンからバラバラと座席の上に出しました。
警官の厳しい態度と少年の固い表情にちょっとショックを覚えました。
ドミニクはドラッグ所持の容疑ではないかと言っていました。
18時 キャンプ場にもどるとドミニクの友人ジョリーが遊びに来ました。
ジョリーはプロのカヌーイストでシェシーでスクールを開いています。
数年前に冬季のロワール川の単独下降を試みました。
その時に運悪くサン・ランベール付近で悪天候に見舞われました。
ドミニクは川で難渋していた彼を自宅に連れてきて泊めてあげたのです。
オルレアンワインの白とおつまみにテリーヌを持ってきてくれました。
ラベルのデザインがすてきです |
ロワール川でとれた魚のテリーヌ |
ドミニクはわたしを日本から来たサイクリストだよと紹介しました。
わたしたちは受付でビールを買って飲みました。
今日買ってきたチーズは強烈です。
ものすごい匂いと表面に糸を引くような粘りがあります。
いやとんでもないのを買っちまったなと思いました。
味は悪くありません。
というか美味しい。
どうもMaroillesはなかなか由緒正しいチーズのようです。
本日の走行距離:0キロ
シェシー➡ミュイードへつづく