2018年6月18日月曜日

ブラック・ツーリズム ロワール川 アンボワーズ➡ランジェ

レオナルド=ダ=ヴィンチ像
キャンプ場の近くにありました
<5時半>
明け方までテントを叩いていた雨は止みました。

<9時前>
ロワール川の中洲にあるキャンプ場を出発しました。
中洲から右岸へかかる橋のたもとに過去の水位が表示してありました。

中洲から右岸へかかる橋

最も水位が高かったのが1755年で
それが最も古い記録です
トゥールまでサイクリング道はロワール川の左岸沿いの車道を挟んで右左します。
なぜそうなのかよく分かりません。

自転車道が真っ直ぐではなく迂回する場合にはいくつか理由があります。
・有名な観光地がある
・良い景色が見られる
・自動車の交通量が少ない
・道路のアップダウンが少ない

地図をよく見ると迂回の理由が事前に分かることがあります。
事前に分からなくても迂回した後にはほとんど間違いなく理由が分かります。
ところが今回はたびたび迂回路がありそこを通ったあとも迂回の理由が分かりません。
それで自転車道ではなく車道を真っ直ぐ進むことにしました。

車道は速度制限の標識がなければ最高速度は90キロまでOKです。
車道を走っていてすぐ脇を車に追い越して行かれるとヒヤッとします。
大抵の車は十分に間隔をとって追い越して行くのでそれほど身の危険は感じません。
ドミニクによるとこの7月から最高速度が80キロに下げられるとのことです。
税収を拡大するためにマクロン政権がスピード違反の罰金に期待をかけているそうです。

<11時>
トゥールに着きました。
ロワール河畔の道沿いに城の一部が残っています。


城の奥にカテドラルの四角い塔が二本が見えます。

Cathédral Saint-Gatien
このカテドラルのステンドグラスは取り分けて美しいと思いました。



その後サンマルタン教会、ナポレオンが植えた松の木、逃げて殺されたサーカス象の剥製、市役所、トゥール駅を見ました。

Basilique Saint Martin

Hôtel de Ville

Gare de Tours
大きな建物だけでなく路地裏の肩を寄せ合った家並みにもこの町の永い歴史を感じます。



トゥールに仕事で何度も来たことがあるドミニクの案内でスイスイ見て回ります。
全く彼なくしてこの旅はありえません。

Parc de Lac de la Bergeonnerie
<14時>
ヴィランドリー城に着きました。


城もさることながら付属の植物庭園が素晴らしいです。
幾何学模様の広大な人手がいくらでもかかるような作りです


<15時過ぎ>
真っ直ぐランジェへ向かうドミニクと別れてアゼ=ル=リドーに向かいました。

<16時>
田舎道を走ってアゼ=ル=リドーに着きました。
城の受付で若い女性に「こんにちは」と挨拶されました。
挨拶だけでなく日本語がぺらぺらです。
聞けば日本に留学したことがあるとか。
きっとここには日本人観光客がたくさん来るのですね。


小ぢんまりと整ったアゼ=ル=リドー城の姿が青空に映えます。




内部の展示も整然としていて美しい。





庭も手入れが行き届いていて心が休まります。



この城がとても気に入りました。

<17時過ぎ>
受付の女の子ともう少し話しをしたい気がしましたがアゼ=ル=リドーを出発しました。

<18時過ぎ>
ランジェのキャンプ場に着きました。
受付の前で遊んでいた男の子が「知り合いの人がもう着いてますよ」と教えてくれました。
テントをたてているとドミニクがワインをぶら下げて買い出しから帰って来ました。




本日の走行距離:78キロ



ランジェ➡モンソローへつづく