2018年6月25日月曜日

ブラック・ツーリズム ロワール川 サン=ブルヴァン➡サント=リュス(2)


<9時>
サン=ブルヴァンのキャンプ場を出発しました。
今日からは日本への帰り足です。
ロワール川の河口にかかっているサン=ナゼール橋を渡ります。
行く先にサン=ナゼール橋が見えます
自転車の横を車がつぎつぎにすごいスピードで追い越してきます。

橋の上からは四方に良い景色が見えるはずです。
路肩が狭いので自転車を止めて四囲を眺めることさえままなりません。

下りも注意して降ります。
橋の途中の欄干に花束(墓場にあった造花と同じようなもの)が括り付けてありました。

橋を渡ってから波止場へ向かいます。
十何階か建ての巨大な観光船が二隻建造中です。
建造中の客船
ドミニクが近くを歩いていた荷扱いの人に完成までの工期を尋ねました。
およそ一年だそうです。

造船所の先に第二次大戦でドイツ軍が使っていたUボート(潜水艦)の艇庫があります。
艇庫の外観

艇庫の入り口

大量のコンクリートと鉄筋で頑丈に造られたので連合軍の爆弾を跳ね返してしまうほどだったそうです。
だいぶ劣化しています

海からの艇庫への入り口

潜水艦の停泊場所

艇庫の上の展示を見る人たち

艇庫の上から見た景色 遠くにサン=ナゼール橋が見えます

艇庫の上にあったくぼみ



サン=ナゼール駅の構内
サン=ナゼールからナントへは鉄道で戻ることにしました。
フランス国鉄の労働組合のストが27日と28日にあるそうです。
ドミニクはサン=ランベールに鉄道で帰るため明日26日にナントをたちます。

ナントまでの区間は在来線とTGVが線路を共用しています。
TGV
在来線
在来線の座席にはコンセント、テーブル、ゴミ箱などがついています。

スピードは日本の在来線特急と新幹線の間ぐらいです。

車内に自転車置き場があります
サン=ナゼールから40分でナントに着きました。
植物公園で昼食をしてナント島を見て回りました。
植物公園
ナント島にあった第二次世界大戦の掩体壕
それから買い出しをして再びセント=リュセのキャンプ場へ行き泊りました。
ドミニクとの最後の晩はプロバンスの赤ワインでした。

本日の走行距離: 42キロ



サント=リュス(2)⇔ナントへつづく