2019年6月6日木曜日

ブラック・ツーリズム ドナウ川 ノイシュタット⇒レーゲンスブルク

8:20 出発
朝からいい方向の風が吹いています

8:45

道端にRömerkastell Abusinaというローマ軍のキャンプ跡がありました

2000年近く前のもので基礎しか残っていません

9:22
ドナウの谷が狭まってヴェルテンブルク修道院のあるゴルジュの入り口に着きました
車のスピーカーから賑やかな歌が鳴り響き対岸から続々と人が渡ってきます
カトリック信者の行進だそうです

到着した人々は救急車のところでマメの治療をしたり、修道院のビールを飲んだりしています
まだ朝なのでわたしはぐっとこらえます
蚊が猛烈に襲来してきてじっとしていられません

修道院のビールというのは初耳です
1050年から作っていて、ここはビール好きの聖地だそうです
また飲みたくなってきました

修道院の角に洪水の高さの記録がありました
一番最近は2013年6月で背の高さを越えています
ドミニクが初めてここを走った年です

10:02
10:30の船をここで待ちます

今は川幅一杯に水が流れていますが、昨秋は河原が歩けるほどで船も通れなかったそうです

10:31
出発した船は濃緑の水面を滑るように下り修道院の建物があっという間に小さくなりました

10:38
ゴルジュのとりわけ狭いところへ入っていきます

動画で観光船の案内が聞けますよ

河岸段丘のうえに大きな建物が見えました
ドイツがナポレオンの支配から解放されたことを記念して建てられたお堂だそうです
解放記念堂
11:02
30分ほどの乗船でケールハイムに着きました
この町でマイン運河がドナウに合流します
1992年にこの運河が完成して北海と黒海の水運が可能になりました
マイン・ドナウ運河

12:23
川岸の道の完成を記念して1794年に建てられた記念碑

12:45
バド・アプバッハという温泉治療で有名な街の公園のベンチで昼ご飯を食べました
公園の背後には病院が建っていて、目の前をいろいろな人が行き来します
人に付き添われてゆっくりと歩いている人
花束をかかえて忙し気に通り過ぎる人
詳しい事情は一切わかりませんが人生はどこでもいろいろだという思いがします

14:45
砂利道の右岸土手をしばらく走りレーゲンスブルクのキャンプ場に着きました
やれやれ今日は泊り場に早く着いた、明日は休養日だ、とほっとしたところ
ドミニクが自転車が壊れたといっています

これはいけません
後輪のリムがふくらみブレーキが効かなくなっています
ドミニクが今日途中で、何か自転車から音がする、といっていたのはこれでした

自転車の長旅ではこのようなトラブルは必ず起きます
それへの対処のしかたが旅の行方を左右します
さて明日どうする

19:30 夕食
ベーコン玉子、カップ麺、パン、ワイン

21:00 就寝

<走行距離> 53km(累計 531㎞)
<出費> 37€(食料 9€、キャンプ 18€、フェリー 10€、累計 332€)
<Azurキャンプ場の評価> 〇(場所と設備はいいが、料金が高い)

レーゲンスブルクへ続く