2019年6月21日金曜日

ブラック・ツーリズム ドナウ川 コマールノ⇒ナジュマロシュ

6:00 起床

7:00 朝食
このペンションでは3€で朝食が食べられるのでそれを頼みました
ハムとサラミのオニオンオムレツ、パン、それに紅茶です
今回の旅ではじめて宿の朝食をとりました
おかげで早く出発できます

7:45 出発
Duna Pension(右)
コマールノの町中をゆっくり流していくと若い人から英語で大声をかけられました
「どこへ行きたいんだい?」
「ただ通り過ぎているだけだよ」
そう答えると
「いい一日を!」
と見送ってくれます
こういう一日の始まり方が好きです
Trojičný stĺp
8:02
ラッシュアワーの橋を渡ってドナウ左岸(北側)のしずかな土手を行きます
ガイドブックでは右岸(南側)の車道を行くことになっています
ドミニクはその道を前に走って危険だったので、今回はこちらに来ました
正解です

走りながら写真を撮りました
朝陽の下に雲が美しく広がっています
おまけに追い風が吹いていてとても幸せな気分です
ドミニクも口笛を吹いたり歌を口ずさんだりしています


9:17
満々と水をたたえたドナウがゆっくりと流れるわきを走ります

11:01
トウモロコシ畑の向こうにエステルゴムの円頂塔(キューポラ)がかすかに見えます

12:05
ドナウを南側に渡りエステルゴムの町に入ります
この橋は第二次世界大戦中の1944年にドイツ軍に破壊されたままでした
2001年に復旧工事が完了して再び渡れるようになりました

エステルゴム大聖堂
ここはハンガリー・カトリック教の大本山です
ハンガリーの初代国王イシュトバーン一世は1000年頃にローマ教皇からここで戴冠されました

橋のたもとの公園で昼食(パン、ヨーグルト、ビール)してから大聖堂へ行きました

ドナウの眺めがきれいです

いい景色に満足して自転車にもどろうとしたところ看板がありました
キューポラかあ
上まで400段あり有料だそうですが登ってみることにしました

キューポラの基部を一周できます
これはまたいい眺めです
北側

東側
復元された城


大聖堂のなかも見てみました






エステルゴムをあとにして左岸の木陰の道を気持ちよく走ります
時折交通の激しい車道にでます

14:58
Szobへの「はしけ」の渡し場に着きました
タグボートが「はしけ」を押して渡すというシンプルなシステムです

15:49
ようやく乗れます

16:12
Szobには宿もキャンプ場もないのでまた走ります
ドナウ・ベンドというすてきなところです


右岸前方の山の上に古城が見えてきました


水浴びしている人たちがいます

16:53
うれしいことにここにキャンプ場がありました
ナジュマロシュというところです

18:15
眺めのいい場所にテントを張り終えてカンパイです

蚊の襲来を恐れていましたが日が暮れても出てきません
不思議です
夕食はレストランで夕日に映える古城を見ながら食べました
ポークシュニッツェルとフライドポテト、それにまたビールです


テントにもどりワインを飲みながらドミニクとまたバカ話をしました

ひとしきりしたあと、「20代にお前と会いたかった」、と静かにドミニクがいいます
「どうして?」、と聞くと
「いろんな山に一緒に登りたかったから」、といいます
たしか2017年、ロッテルダムでだったでしょうか、彼は同じことをいっていました
「いまをこうして楽しんでいるじゃないか」、と彼にいいました

21:00 就寝

<走行距離> 87km(累計 1,414㎞)
<出費> 32€(食料代 16€、キャンプ代 9€、ビール代 3€、艀代 2€、入場料 2€)
    累計 816€
<Sólyom-Kempingの評価> ◎(場所良し、料理・ビール美味し)

ナジュマロシュ⇒ブダペストへ続く