2019年6月10日月曜日

ブラック・ツーリズム ドナウ川 パッサウ⇒オッテンスハイム

6:00 起床
昨日の走りはくたびれました
迂回路の多い道を、暑くて向かい風の中、急いで走ったためでした
走りがたいへんになる条件がいろいろ重なりました
これに上り坂が加わっていたらほぼ完ぺきです

あまりくたびれると町を見物する余裕もなくなります
もっとゆっくりしたペースで走った方がいいとドミニクもいっていました
そこで今日は早く出発してのんびり走れるように、ほんの少し早く起きました

6:30 朝食
いよいよ食料が乏しくなってきて朝はパン、バター、ジャム、紅茶ですませます
ドミニクはいつもこの程度ですが、わたしはこれではちょっと物足りない
今日は3連休の最後の日で買い出しができないのでちょっと困ります

8:00 出発
ここはシンプルなこぢんまりしたキャンプ場で居心地がよかった
ありがとうという気持ちで写真をとりました

パッサウからはドナウの両岸に自転車道がついています
ドミニクが左岸の方が交通量が少なく静かだというのでそちらを行きます
行って見るとたしかにそのとおりです
車の量が多いか少ないかで自転車旅の印象はずいぶん変わります
人魚姫はこちらでよく見かけるモチーフです
10:07
手前がドイツ側で、小さな橋の向こうからオーストリアです

10:35
すこし雲行きがあやしくなって雨がパラパラ降ってきました

11:02
ドナウの三つ目のゴルジュが始まるアウの渡船場に着きました
ちょうど船が出るところでした
対岸まで200mほどであっという間についてしまいます
1€で100mは高いとドミニクがぼやいています

12:01
昼になったので川端のテラスで食事することにしました
レストランで昼食するのは二人にとってとてもとても珍しいことです

ドミニクはハム、チーズ、タマゴの入ったシェフサラダ
わたしはクヌーデル入りのハウスサラダ
ビールもつけてバカンス気分です!

クヌーデルはミニハンバークのように見えますがジャガイモの団子でビールに合います

12:56
ゴルジュの両岸に山が迫っています
斜面の針葉樹がところどころ茶色く立ち枯れています
ドミニクが2013年に来た時には見なかったということです

13:10
ホンダのエンジンをつけた小さなレジャーボートに乗っている人がいました
こういう動力がまだなかった時代には船につけた縄を陸から引っ張って遡行したのでした
自転車道から川面までは1mと離れていません
つまりこの自転車道はその昔は船を上流へと引っ張る道だったのです

14:28
ゴルジュを抜け、ある街に入るとベンチの脇にこんなものがありました
これは産制具ではなく自転車のチューブの自動販売機です
ロードバイク、ツーリングバイク、マウンテンバイクなどいろんなタイヤに合うのがあります
となりにちゃんと工具も備え付けられています

ドミニクはオーストリアの自転車道は舗装がきれいだといいます
たしかにフラットでとても走りやすい路面です
そしてこのチューブ自動販売機
自転車の存在価値の大きさが分かります

16:00
左岸沿いの道をずいぶん走り、くたびれてオッテンスハイムの町に着きました
町はずれの小川の脇に10張ほどしかテントが張れない小さなキャンプ場があります
その小川はちょっと見るとドブ川のようですが女の人が泳いでいます
ドミニクが尋ねたところ、透明度はいまひとつだけど水質はいいそう

19:00 夕食
キャンプ場で買ったビール2本を飲みながらスライスチーズ、サラミ、中華麺を食べました

就寝

<走行距離> 88km(累計 783㎞)
<出費> 29€(昼食代 10€、渡船代 2€、キャンプ代 10.5€、ビール代 6.5€ 累計 408€)
<Hofmuhleキャンプ場の評価> △(場所や施設がいまひとつ、ビールが高い

オッテンスハイム⇒アウへ続く