2019年6月24日月曜日

ブラック・ツーリズム ドナウ川 ブダペスト(2)

6:50 起床

7:10 朝食

ドミニクは朝食後に町へでかけました
昼過ぎに町中で落ち合うことにします

わたしはあすの12:50にブダペストを飛び立つモスクワ乗り換え便で日本へ帰ります

出発時刻の24時間前すぐにオンラインチェックインすると席を自由に選ぶことができます
その時点で残っている席の中からではあります
それでも大方自分の希望する席が取れます
希望は、短距離であれば前方の日陰の窓側、長距離であれば前方の日陰の通路側です
うまく席を選ぶと隣を空席にできます

オンラインチェックインはPCかスマホからする必要があります
どちらも持っていないのでペンションのPCを使います
そのため午前中は出かけられません

13:00
オンラインチェックインで希望の席を確保できました
町中へと地下鉄で向かう途中でドミニクに電話をして国会議事堂の前に会うことにしました

13:50
ドミニクと国会議事堂の前で会います
雨が降ってきました
ドミニクは旧市街巡り、私は対岸の城巡りをして16:30に中央市場で再会することにしました

雨が降ってくると猫の子を散らしたように観光客がいなくなります
人のいない橋を渡って城へと登っていきます

14:15
城に着きました

まずドナウと反対側、西側を眺めました

つぎにドナウの方、東側を眺めます

雨にけぶる町並みがうつくしい

こんなすてきな景色を見ないのも惜しいし、オーバーツーリズムに加担するのは心苦しいです
どうしたらいいでしょうか?


15:10
ふたたび川端に降りました



15:26
中央市場に来ました
ドミニクと落ち合う前に中を見て回ろうと思います

中はこんな風です











2階にはその場で食べられるものを売っています

17:00
ドミニクと落ち合い、買い物を済ませてペンションへ帰ります
途中感じのいいレストラン街を通り抜けていきます

17:51
ペンションの少し手前で、あー、もう撮るものがなくなってしまう、と思いました
ゆっくりと歩きながら目の前にあるものを撮りました
Our Lady of Hungary Church
BMWのカーシェアリング


ペンションで夕食をのんびり食べました
まずナッツをつまみにビールを飲みます
そのあとはソーセージとラビオリを茹でてワインを飲みながら食べます

ドミニクと今回の旅のことを話しました

うまく予定通りにブダペストに着けた理由をあげてみます
・1日に90㎞前後走った日が7日あった
・連日好天が続いたので雨で停滞した日が無かった
・間隔をあけて合計6日間休養し観光にあてた
・ブダペストまで行こうという強い意志を持ち続けた

ブラチスラヴァ以降ブダペストまではルートのコンディションが悪化しました
・ルート表示板が少なく道に迷うことが多い
・路面に凸凹が多くなり走りにくい
・一般道の路肩を走ることが多くなり自動車に脅かされる
・キャンプ場が少なくなるのでホテルやペンション泊りか野宿することになる
・盗難の危険が増える
・景色の変化が乏しく観光スポットが少ない
ブダペストからドナウ河口の黒海までもこれと同様かそれ以下の条件になるでしょう

これは旅がヨーロッパ横断から地球横断のフェーズに入ってきたという予兆でしょう

ということでこの旅の総括はあっさりと終わりました
こういうことは旅の間に頭に浮かぶことなので、お互い考えがまとまっていたのですね

それからドミニクはわたしの日本の友達に伝えてくれと何度も言いました
もしお前の友達でロワール川を自転車で走りたいという人間がいたら
・リヨン空港に車で迎えに行く
・サン・ランベールの俺の家に泊め、出発の準備をし体調を整えてもらう
・俺の家からロワール川の源流まで車で送り届ける
・途中で必要があればまた俺の家に泊まってもらう

さらにドミニクはいいました
もしお前の息子たちがフランスに来たいならまず俺の家に泊まればいい

彼の親切心がどんな理由から発しているのか正確には知りません
ただその気持ちが何の対価も求めないピュアなものであることを知っています
わたし自身その親切にどっぷりと漬かった経験があるからです

彼の親切に預かりたいという友人や息子がいるかどうかはわかりません
どうあろうとわたしは彼の言ったことを彼らに伝えて名乗り出てくるのを待ちます

<走行距離> 0km(累計 1,478㎞)
<出費> 45€(食料代 10€、宿代 30€、ビール代 3€、地下鉄代 2€)累計 955€
<Hotel Manzard Panzioの評価> 〇(部屋はきれい、場所がちょっと不便)

ブダペスト⇒川越へ続く