ノイブルクのキャンプ場を出発して、街中の城へ行きます
ドイツ語でノイは新しい、ブルクは城ですから、ノイブルクは「新しい城」です
きれいに修復されていてたしかに新しく見えます
建てられたのはいまから500年以上前の1504年です
城に入り、左側の古い木の扉を開けると中が教会になっていました
地味な扉から入り見上げる荘厳な天井画が印象的です
中庭のイタリア・ルネサンス風のバルコニーが朝日を受けています
この中庭でこれまでどんなことがあったのでしょう
城壁に囲まれた街中の家々はどれもみな個性的です
同じ形や色の家は一つもないようです
中世の城塞都市を歩いている実感がします
9:09
真っ直ぐで真っ平な道を東へ向かって行きます
11:45
インゴルシュタットに着きました
フランケンシュタインはこの町の大学で製造されました
この町にはまたアウディの本社と工場があり、そこらじゅうに出来立て?が走っています
我らの淑女教会 |
「迂回路」をたどっているうちに現在位置が分からなくなりました
ドミニクが地図を見ていると庭仕事をしていたおじさんが道路を渡ってやって来ました
行き先を丁寧に教えてくれます
15:48
別にきたないわけではないでしょうが池の水はたいてい濁っています
そういう池で泳いでいる人をよく見かけます
この池でも泳いでいました
暑いのでたしかに泳ぎたくなりますけど、この池ではちょっと...
16:10
このあたりではドナウの流れが分岐しているのでおとなしい感じです
遠くの雲の形がひと雨来そうな感じ
ザーッと降ってすこし涼しくなるといいんだけど
ドナウの川の水は美しくも青くもなくて自転車乗りの影が映っています
17:00
ノイシュタットの町はずれにあるキャンプ場に着きました
ここの設備はびっくりするほどきれいです
キャンプ場の受付 |
キッチン・シャワー・トイレ棟 |
料理スペース |
シャワールーム |
トイレ大 |
トイレ小 |
手洗い場 |
西日をまともに浴びてのどが渇き、ビールを二本飲んでしまいました
テントサイトのよもやま話し
この晩になんでそういう話しになったのか覚えていません
ドミニクに私はいいました
日本に来たら文化のちがいにびっくりして面白いよ
するとドミニクはいいました
日本へ行くなんて怖くてできない
このこたえは意外でした
好奇心の旺盛な彼ならきっと文化のちがいにも興味があるだろうと思っていたからです
なんで怖いのか聞いてみました
ドミニクはいいました
日本人が家の中で靴を脱ぐことは知っている
例えば自分がうっかり靴を履いたまま日本人の家の中に入ってしまったらどうなるだろう
その家の人は私のことをひどく𠮟るかもしれない
そんな失敗をしてしまうのではないかと考えるととても怖くて日本へ行けない
私はいいました
それは単なる習慣の違いが原因なんだから、そんなことで叱る日本人はいないよ
ドミニクはさらにいいました
日本人はふとんで寝るんだろう?
だけど自分はふとんで寝たことがない
ふとんは毎朝片付けるんだろう?
だけど自分はいったいどうやってふとんを片付けるのかしらない
寝袋をしまうときみたいにぐるぐる巻くのか?
ぐるぐる巻きにされたふとんの脇に立つドミニクの姿が頭に浮び私は大笑いしてしまいました
ドミニクは、これだから行きたくないんだ、という顔をしていました
21:00 就寝
<走行距離> 81km(累計 478㎞)
<出費> 28€(食料 12€、キャンプ 13€、ビール 3€、累計 295€)
<Felbermühleキャンプ場の評価> ◎(施設設備が素晴らしく、ビール安くてうまい!)
ノイシュタット⇒レーゲンスブルクへ続く