2019年6月22日土曜日

ブラック・ツーリズム ドナウ川 ナジュマロシュ⇒ブダペスト

6:00 起床

6:30 朝食

8:00 出発
このキャンプ場に昨夜泊まったのは週末にもかかわらずわたしたちを含めて4人だけでした
静かできれいないいところですが経営は難しいのじゃないかと思います

ハンガリーの社会主義体制の末期に、ここにダムを造る計画がありました
ここはドナウの両岸に山がせまっていてダムを作るのに適しています
水力発電による電力を近くの大都市ブダペストに供給できます
それで白羽の矢が立ったのですがハンガリーの環境保護運動がそれを中止させました
もしその計画がとん挫していなかったらこのキャンプ場はいまなかったはずです
こういうキャンプ場はいつまでも残ってほしいと願います

ドナウ・ベンドを抜けると自転車道は車道のわきを通ります

ところどころ分かりづらい道を拾っていくとブダペストのサインがありました
きょうがこの旅のゴールだとはっきり知らせてくれています

9:20
バーツで右岸へ渡ります

9:43
きょうで旅が終わるのかと思うと何でもかんでも写真に撮っておきたい気持ちにもなります

10:14
たいていは一般道のわきを走りますがところどころ公園のようなところを行きます
路面はかなり荒れているところがあるので注意しながら走ります

10:51
センテンドレという町につきました
観光客がたくさんいます
もっと落ち着いた感じかと楽しみにしていましたが仕方ないですね

今夜のブダペストの宿を確保するためにドミニクが昔泊まったペンションに電話しました
そこに彼は6年前に泊まったのですが電話は通じませんでした

12:28
ブダペストの手前の巨大なスーパーで昼食の買い出しをしました

13:11
ブダペストに近づくにつれ道がどんどん分かりにくくなります
しかたなくホームも走ります

13:29
そんなことを繰り返しているうちに川沿いの道に出て前方の景色がひらけました
ドミニクの歓声が聞こえます

13:40
なんとも予定した通りの日にブダペストに着きました

鎖橋は土曜の午後ですごい人なので自転車を押して歩きます

14:00
まずは今夜のお宿を決めようと観光案内所へ行きます
観光案内所の近くの宿泊あっせん所を紹介されました
観光案内所は観光客への対応で手いっぱいなので宿の紹介は民間でということでしょう

あっせん所へ行く前にドミニクと宿泊条件の最終確認をしました
二人で一泊60€以下で中心街から近く自転車を安全におけるところです

あっせん所の女性はいかにも手慣れた感じで英語を話します
こちらが示した条件に対してただ一軒だけ候補を提示しました
いま大きな医学学会がこの町で開催中で宿はどこも空きがないと・・・
いつかどこかで聞いたような言い訳です

提示されたペンションはここから2㎞のところで朝食付で一泊68€だそうです
予算をオーバーしているのでドミニクは渋っていました


そうはいってもここは大都市だし朝食付ならまあいいかということになりました
あっせん所に宿泊料金の2割を前払いしてペンションへ向かいます

きょうは土曜日で車の交通量は少ないのですが飛ばす車が多い印象です
ペンションの住所をたよりにしばらく探して見つけました
宿泊あっせん所から5㎞ほどもありました

場所は静かでスタッフの感じはよく部屋もきれいです
シャワーを浴びて遅い昼食、サンドイッチとヨーグルトを食べました

ドミニクは宿泊料がかさむのが気になる様子です
彼はここにあと4泊することになるので合計で150€以上になります
テント泊なら2週間キャンプできる金額ですから痛いですね

日本人が外国旅行をするのであれば朝食付きで一泊4,000円の宿を高いとは思わないでしょう
ところが物価というのは場所によって違いますから一概にはいえません
食料品などについてもそれぞれの国にはそれぞれの物価があります

ドミニクは普段暮しているフランスでの物価を基準にものを考えます
かれはブダペストからリヨンへとバスで24時間かけて帰ります
その料金が60€ですから一泊60€の宿泊料が高く感じるのは当然のことかと思います
そうは思っても何ができるわけでもないのですが・・・

18:00
このペンションは夕食はやっていません
ドミニクと外に出ましたがペンションのまわりにはレストランやスーパーはありません
冷えたビールは部屋の冷蔵庫のものを買えるので夕食はあるもので済ますことにしました

19:30 夕食
パン、サラミ、オレンジ、ナッツ、ビール

21:00 就寝

<走行距離> 64km(累計 1,478㎞)
<出費> 43€(食料代 7€、宿代 30€、ビール代 3€、フェリー代 3€)累計 859€
<Hotel Manzard Panzioの評価> 〇(部屋はきれい、場所がちょっと不便)

ブダペスト(1)へ続く