2022年6月11日土曜日

ブドウ畑をめぐる自転車旅 14

ローヌ・ライン運河

Sélesta のキャンプ場に今朝もコウノトリさんがいらっしゃいました
出発するとき受付の建物の写真を撮って気がつきました
ここは「コウノトリキャンプ場」というところだったんです!
Sélesta のキャンプ場から30分ほど走ってローヌ・ライン運河に着きました
ここから Strasbourg まで運河に沿ってまっすぐ40km走ります
2017年にも走りました
上にペンペン草の生えたこのトーチカをよく覚えています
旅の途中の何の変哲もない風景が心に残ることがあります
運河にかかった橋のほとりです
ここはそんなところでした
5年前ここで高い空に広がる雲を眺めました
2017年6月11日
たまたま同月同日の今日は空は雲一つなく晴れあがっています
この5年間で何が変わり何が変わらなかったのかほんの一瞬振り返ってみました
2022年6月11日
もうきっとここに来ることはないでしょうね
運河をゆったりと船が行き過ぎます
ほとんどが旅行のための船なのでのんびりしたものです
運河をずっと直進するはずでしたが途中で工事のため迂回させられました
迂回コースの途中に運よくスーパーがあったので昼食を買いました
Strasbourg の駅に着きました
ここから Nancy まで列車で1時間半かけて行きます
古い駅舎は銀色のドームで覆いつくされています
ドームの内部はこのとおり
Strasbourg 駅前の街並み
駅前の水飲み場で水筒を満たします
駅構内は混雑していますがこうして自転車を押して中に入ります
ベンチで列車を待ちながら昼食をとりました
Nancy 行きの出発ホームがなかなか掲示板に表示されません
出発15分ほど前になってようやく表示されました
「それ」と急いで地下通路からホームへ上る階段まで行きました
エスカレーターはありますがエレベーターが見当たりません

ブダペストの空港で荷物満載の自転車をエスカレーターに乗せて上がったことがありました
その時は空港の職員に「勧められて」そうしたのです
誰にも勧められませんでしたがここでもそうしました

ところがドミニクは「それは危ない」と上がって来ません
通りがかりの若い人にも手伝ってもらってドミニクの自転車を3人がかりで持ち上げました

こうなってしまったのはホームへのエレベーターの場所を予め確かめておかなかったからです
Nancy行に余裕しゃくしゃくで乗れるはずがひと汗かいてしまいました
こんどは気をつけましょう!

これで乗れると思ったところが今度は列車内に自転車置き場の空きが見当たりません
ゆったり置いてある電動自転車を置き直してもらいようやく2台のスペースを確保しました
その人たちに「自分たちの自転車が傷つかないように注意してくれ」と言われました
車内は空いている席に荷物を置いたり足を投げ出したりしている人がいて座れません
いずこも同じ秋の夕暮れ・・・




Nancy に着きました
Nancy駅
ここは人口10万人ほどの小都市です
この町について何も知りませんでした
ガラス工芸家のエミール・ガレはここの出身と聞きちょっとびっくりです
旅しているとそういうことがよくあります

現代的な駅舎の向かいに年代物のカトリック教会が建っています
今日は Nancy のキャンプ場でお泊りです
暑いですがもう少しでビールかとそう思いきやキャンプ場になかなかたどり着きません
駅から遠くしかも結構登った丘の上にありました

キャンプ場自体は公園の隣の緑豊かで良い場所です
ところが食料が何もありません
レストランも売店も休業中です

仕方なく自転車に乗って(往復6㎞の丘の下の)スーパーまで買い出しに行きました
買い出しメモ
そして作った夕食がこれです
これ何だったかな?

<走行距離> 73㎞(累計528㎞)
<出費> 49€(累計424€)