1971年1月29日金曜日

丹沢主稜 1970年3月26日、27日

横浜の家から見る丹沢は本格的な降雪があったようで稜線が白く輝いて見えます
昨年行った丹沢山から蛭ヶ岳の稜線は今は一面雪景色でしょう
そう想像すると矢も楯も堪らず行きたくなってきます
先月山行をともにしたHOに持ちかけて今度は初の泊りがけで主稜へ行くことにしました

朝9時にHOと上星川駅で待ち合わせました
途中渋沢駅から大倉へ行くバスの連絡が悪く大倉に到着したのは11時頃でした
大倉尾根の堀山(943m)から上は単調な急登が続きつらいです
今回は泊りがけの装備が重く余計につらく感じられます

途中で昼飯を食べて気合いを入れなおして塔ノ岳(1491m)まで登りました
先月来た時よりもはるかに積雪が多いので驚きました
こんなところでモタモタしていられません
ここから先の行程がどうなっているのか心配ですぐに出発しました
今日は蛭ヶ岳山荘で泊まる予定なのです

足元は雪であたりは霧が出て視界の悪い中を竜ヶ馬場をすぎ丹沢山に着きました

明日の行程を考えると蛭ヶ岳まで行きたいところです

HOが疲れているようなので丹沢山の「みやま山荘」に泊まることにしました

暖房の効いた小屋の中で夕食を自炊してたべました


翌朝起きると外は雪が降っていました

そんな天気の中を歩いたことがなかったので少し心配になりました

しかしその雪も朝食を食べ準備をして出発する頃には止みました

天気は確実に回復しているようで小屋の近くから富士山が見えました


丹沢山の先のつるべ落としをすぎ不動ノ峰に登り返して一服入れます

蛭ヶ岳への稜線上は途中雪が凍っているところがあったので慎重に通過しました

雪道に神経を配りながら歩いていると以前よりもあっけなく蛭ヶ岳の山頂に到着しました

蛭ヶ岳山荘で熱湯のようなおいしいお茶を飲みました

雪の中を歩いてきたので暖かい飲み物がとてもおいしく感じらました


元気が回復したところで檜洞丸(1601m)へ向けて出発しました

蛭ヶ岳下の急坂は道が凍っていて危険でした

そこを慎重に下り、臼ヶ岳(1460m)から何回も小さな頭峰を上り下りしました

そして檜洞丸に着き青ヶ岳山荘で休憩しました

それから石棚山稜を箒沢へと下りました