すると兄はじゃあ来週は表尾根よりもっとすごい丹沢の主脈を縦走しに行こうといいました
あまりに急だったのは弟に負けたくないという兄の気持ちの表れではなかったかと思います
丹沢主脈縦走は表尾根より時間がかかるので家を早く出発しようと約束しました
当日は兄は朝の新聞配達から帰ってくるのがだいぶ遅くなりました
これから丹沢主脈に出かけるのは無理かなと思いました
ところが兄は当然行くという感じで強行することになりました
ヤビツ峠に8時30分に着きました
表尾根を超スピードで歩き塔ノ岳に12時15分に到着しました
休憩をとらずにそのまま丹沢山に向かいます
霧で視界が悪い竜ヶ馬場(1504m)で15分休憩しました
それから丹沢山(1567m)、不動の峰(1614m)と過ぎていきます
そして丹沢山塊の最高峰である蛭ヶ岳(1673m)に着きました
これで「丹沢山」がわたしが最初にのぼった日本百名山になりました
霧の晴れた蛭ヶ岳の山頂で立ったまま休みました
何しろ時間がもったいないので心残りの蛭ヶ岳から下りはじめました
姫次(1433m)まで下ると塔ノ岳から蛭ヶ岳までの稜線が雲に覆われているのが見えました
八丁坂を過ぎ、黍殻山(1273m)を巻き最後のピークである焼山(1060m)に着きました
てっぺんには鉄塔があったのであがって遠くを見渡しましたが良く見えませんでした
暗くなる前になんとか長野に下り着き、19時15分頃のバスに乗って横浜へ帰りました