2023年6月7日水曜日

ローヌ川の自転車旅 ラ・メデッタ ⇒ シャモニー 32㎞

いつもの朝食
パン、サラダ、ソーセージ、チーズ、紅茶
朝7時半になってもキャンプ場の管理人は来ませんでした
 
料金を払いたいのですがいつまでも待つわけにいかず出発しました
せめてゴミは残さないで行きます
本日も激坂です
ルートは前半がマウンテンバイク向けで後半はロードバイク向けです
どちらにも当てはまらない重荷のツーリングバイクは柔軟に対応するしかありませんw
それはこのルートを選んだ時からわかっていたことです

キャンプ場からの走り出しは平らですが斜面は急です

 
最後の集落を過ぎると凸凹道でヘアピンカーブの坂になります
樹林帯なので直射日光を浴びずに済みますが走りにくい
それでもなるべく押さないで走りました
ヘアピンカーブを10回以上繰り返してその未舗装が終わるころでした
追い越していく人に「アレ!」(フランス語でがんばれ!という感じ)と声をかけられました
その人はなんとロードバイクに乗っていました

その先のフィノーという集落に8時45分に着きました
谷の向こうにひときわ高い峰が見えました
近くにいた工事のおじいさんに何という山か聞いてみました
知らないそうで「あそこはマクロン(フランスの大統領)のところだ」と言っていました
もうすぐスイスとフランスの国境です
 
舗装路を標高差200メートル一気に下ります
そこから今度は400メートルの登りです
激坂ではないにしろずっと登りが続きます
静かに国境を越えました
スイス側 シャトラール・フロンチエール
フランス側 ヴァロルチーヌの観光案内所
国境から標高差100mを登るごとに休みを入れました
おやモンブランが見える
そしてそろそろこの坂も終わっていいころだと思っていた時です
もう一度誰かから「アレ!」と声をかけられました
だいぶ同情を集めているようですW

ついたところはモンテ峠です
向こうにドリュの岩峰が見える
10時50分ですからキャンプ場からここまで3時間強で来れました

目の前にというか頭上にモンブラン山群が聳えています
モンブランの純白の峰もよく見えます
そこからはシャモニまではずっと下りです
やほー!
モンブラン
針峰群
アルジャンチエールまで飛ばして下りました
道が左に曲がるところでちょっと止まっていたところロードバイクの若い2人が真っ直ぐ細い道に入って行きます
おやおやと思いついて行きました
それはマウンテンバイクのルートで急な下り坂やバンプや徒渉がありました
さっきの2人はこんなところをロードバイクで下って行ったのかと驚きました

ようやく平地まで下りました
パラディ・デ・プラ(プラ天国w)という森の中の素敵な子供の遊び場です
かたわらにレストランがあります
正午まであと10分なので昼食をとることにしました
 
そこからシャモニまではすぐなのでビールも飲むことにしました
 
持ってきてくれた50代とおぼしき女性は目の前でビールの栓を抜いてくれました
昔は日本でもこうして栓を抜いてもらったものでした
今では何か特別なことをしてもらった気分です
そう43年ぶりのシャモニですから特別です
モンブランに向かって大きくグラスを上げてビールを飲みました
ゆっくり走ってシャモニの町に13時半に入りました
そのむかし泊まった宿や買い出しに行ったスーパーなど懐かしいところを見て回りました
スキー・ステーション
スネル・スポーツ
サン・ミシェル教会
スーパーマーケット
シャモニー・モンブラン駅
観光案内所で最も近いキャンプ場を教えてもらいそこへ行きました
Camping Les Arolles
シャモニー入山祝い
魚のすり身サラダ、ボイルエビ、強いビール(8度)