2023年6月2日金曜日

ローヌ川の自転車旅 ドバイ ⇒ チューリッヒ 8㎞

光の海のドバイに着きました
去年の自転車旅の帰りには思いがけずドバイ観光ができてそれは楽しかった
でもあの混乱は今年は願い下げにしてもらいたい

なぜヨーロッパの往復にエミレーツ航空を選ぶのか?
それはエミレーツの女性アテンダントの制服が気に入っているからではありません
自転車旅に比較的やさしい航空会社の一つだからです

AFやKLMなどは自転車旅にまったくフレンドリーでありません
まず自転車を受託手荷物とする際には100ユーロの追加料金が必要です
さらに段ボール箱に入れることや最大重量23キロなどの制限があって帰国時は特に面倒です

エミレーツは追加料金は必要なく最大重量は32キロまでOKです
さらに自転車はペラペラのナイロンの袋に入れても預かってくれます
自転車が破損するリスクはありますが段ボール箱に入れたから大丈夫ということはありません

ほかにもっと小さな航空会社で自転車をエミレーツと同様に扱うところはあります
ところがそういう会社は路線が限定されていて行きたいところへ行けません
そういうわけでエミレーツにしているのです

ドバイでの乗り継ぎは何のトラブルもなく目出度くチューリッヒへ飛び立ちました
昨年ひそかに緊張した黒海上空の飛行も今年は難なくやりすごしました

東ヨーロッパを過ぎていよいよアルプスの雪山が見えてきました
2017年にはじめて自転車旅をしたライン川やスイスの家並みが手に取るように見えてきました
シャフハウゼンを流れるライン川
スイスの小さな村
飛行機は13時過ぎに晴れ渡ったチューリッヒ空港に静かに着陸しました
自転車はすぐに大型のベルトコンベアから出てきました
それを空港ロビーの片隅で組み立てます
もうすぐ組み立て終了です
1時間ほどで組み立てを終えて今日の宿泊地へ向かいました
その場所は空港から自転車で30分ほどの所にあるちいさな宿です
空港から宿へ向かう道
走り出して自転車に数か所不具合があることが分かりました
あす自転車店に寄ってそれを直してからアンデルマットへ行くことにしました
それでもじゅうぶん間に合うので不都合はありません

宿に着きました
古い農家の一部を改造して今年の3月にオープンしたばかりだそうです
この宿に泊まる初めての日本人を大歓迎してくれました
シャワーを浴びてから近くのスーパーに食料を買いに行きました
そのあと先ほどの女性にこの近くの自転車店の場所を教えてもらいました
その店は明日電車に乗る予定のチューリッヒ中央駅に行く途中にあるので好都合です

夕食を食べ終わるとすぐに寝てしまいました
夜中に目が覚めました
窓越しに満月が煌々と光っていて部屋の中まで明るくしていました