2024年6月21日金曜日

ミディ運河の自転車旅 コロンビエール⇒ルピアン 68㎞

今日は出発までに少し時間がかかりました
昨日の雨で濡れたものを乾かしたためです
日本人には気にならない程度の湿気でもフランス人には濡れてると感じられるのです
もちろん個人差はあります
みんな元気にコロンビエールを出発
出発して30分ほどでベジエのフォンセランヌ水門につきました
フォンセランヌ水門からベジエを望む
フォンセランヌ水門は閘門が8つ連続する標高差21mの階段水門です
この水門の工事に実際に携わったのは女性の労働者であったと伝えられています
右側の坂道を一気に下りました
水門からまっすぐ流れに沿って下ると川に出ました
これはおかしい
川の上を運河橋が渡っています
あそこがミディ運河です
そこに戻りたいのですがなかなか道が見つかりません
一般道に出てようやく川の向こうの運河に出ることができました

ミディ運河はベジエの町の南側を通り地中海へと向かっています
海岸まで数キロのところまで来ましたが林にさえぎられて海は見えません
かすかに潮の香りがするような気がします
ミディ運河はリブロン川という小さな流れを横切ります
その川が大雨で増水するとその水がミディ運河に流れ込んで運河が氾濫します
そのような時に運河に水が流れ込まないように水門を閉じてしまう仕組みです
とそのように理解して興味深く設備を見ました
Ouvrages du Libron
Canal du Midi
快調に走っているときは先頭から最後尾まで100mぐらいに伸びています
アグドという町で食料を買い公園で昼食にしました
そのあと橋の近くのカフェテラスでお茶にしました
暑いのでわたしはアイスコーヒーを飲もうと思いました
そういえばこれまでフランスでアイスコーヒーを飲んだことがありません
フランス語でアイスコーヒーを何というのだろう?
ちょっと考えて Café glacé, s'il vous plait. と注文取りの若い男性に頼みました
すると彼は困ったような様子で奥に何やら聞きに行きました
しばらくして戻ってくると Café glacé はこの店には無いとのことです
こんなに暑いんだからと納得いきませんでしたが普通のコーヒーに注文を変えました

このやりとりをみんなは横目で見てました
知らない飲み物を注文されたんで彼はひどく落ち込んでいたよとドミニクは笑ってました
彼には悪いことをしました

アグドから一走りでミディ運河はトー湖に消えます
自転車道とは別れ今晩の泊めてもらうジャン=ピエールの別荘があるルピアンへ向かいます
Marseillan
マルセイヤンという港町を抜けると素敵な湖沿いの道になりました
しかも追い風です
湿地を保護するため木道が架けられているところがありました
ここを過ぎると道が走りにくくなってパーティーが二つに分かれてしまいました
再び全員集合して墓地で給水したあとまたパーティーが分かれてしまいました
原因は早く先に行きたい人とのんびり行きたい人がいるためです
こういう場合は体力に余力のある人がのんびり走る人に合わせるのが良いと考えます
ようやくジャン=ピエールの別荘があるルピアンに着きました
まず小さな町の真ん中にあるバーに入って乾杯です
それからジャン=ピエールのうちに向かいました