2024年6月13日木曜日

ミディ運河の自転車旅 サン・ランベール ⇒ アヴィニョン

ミディ運河
今年の旅
2017年からコロナ禍の2年間を除いて毎年6月はヨーロッパへ自転車旅に行っています。
ライン川、ロアール川、ドナウ川、ローヌ川を源流から河口へ向かって走りました。
ブルゴーニュ、アルザス、モーゼルのブドウ畑をたどる旅も印象深かったです。
今年はいつか行こうと思っていたフランス南西部のミディ運河を走ることにしました。
ミディ運河(青)のルート
ミディ運河はトゥールーズからセットまでを繋ぐ17世紀に建設された全長約260㎞の運河です。
この完成でガロンヌ運河と併せて大西洋と地中海の間の大量物流が可能になりました。
運河の両岸には日差しを遮るプラタナスや糸杉が沢山植えられた曳舟道が続いています。
その道を自転車でたどるのが今年の旅です。
ミディ運河の自転車旅は一般的には地中海沿いの港町セットが終点です。
セットはフランスの国民的な歌手であるジョルジュ・ブラッサンスが生まれ育った町です。
ジョルジュ・ブラッサンス(1921-1981)
セットまででは走る距離が物足りないのでその先に足を延ばすことにします。
セットから先にはローヌ川自転車道が続いていますから。
エグモルトまでか、アルルまでか、アヴィニョンまでか、はたまたポンデュガールまでか。
どこまで行くかはまだ決めていません。
最も遠いポンデュガールまで行ったとしても走行距離は500㎞ほどでしょう。
これまでは毎年1,000㎞以上走っているので今年はずっと短めです。

それでいいのです。
今年は海外の自転車旅が初めての道連れがいるからです。
ふだんは山歩きやランニングをやっているユカです。
体力は十分にあるとしてもキャンプをしながらの自転車旅は楽ではありません。
10日間かけて500㎞を走るミディ運河+αのコースは彼女にとって手頃ではないかと思います。

それと今年の自転車旅にはドミニクだけでなくその友人3人も加わります。
総勢6人でこれまでになくにぎやかな旅になりそうです。
旅の友
ジャン=ピエール、ジャン=ジャック、ドミニク、ユカ、ミシェル
2024年6月18日 カルカソンヌのサンナゼール聖堂で
今日の旅
ユカと二人でドミニクの家からアヴィニョンまで車と鉄道で移動しました。
ドミニクとその友人たちは明日直接トゥールーズに近いキャンプ場まで1日で来ます。
私たち二人は2日かけてゆっくり移動します。
これも気配り上手なドミニクの配慮です。

昼過ぎにアヴィニョン駅から自転車に荷物をくくりつけて出発です。
今日は教皇庁を見物したり食料の買い出しをして近くのキャンプ場へ行くだけ。
まだ本格的に走り出すわけではありませんがユカはちょっと緊張している様子が見えます。
アヴィニョン駅前で
見物や買い出しはそこそこに終えローヌ川を渡ってキャンプ場へ向かいました。
ローヌ川を渡る橋から見たアヴィニョン橋と教皇庁
去年のキャンプ場には蚊が沢山いたので今年はそのとなりのキャンプ場へいきました。
そこには蚊もおらずそれに昨年よりも今年は涼しいのでいい気持でした。
さっさとテントを張り終えて赤ワインで乾杯し夕食を食べました。