2017年9月29日金曜日

黒旅(6)-3 高千穂峡⇒門川

きのう天岩戸の帰り道で青い稲を刈っているのを見ました

青い稲穂
このあたりは今年は不作なのか民宿のおじさんに聞いてみました
するとあれは人が食べる米ではなくて飼料米なのだそうです
どおりで丈が高くて青々していました
普通の米よりも補助金が高いのだそうです

今日は日之影の竹細工資料館へ行きます
民宿のおばちゃんに見送られて快晴のもと出発します

1時間走って日之影に着きました
見上げる青空に青雲橋が高い

青雲橋 右下の茶色っぽい建物の2階に竹細工資料館があります
資料館は町の古い建物を転用しています
観光協会に電話すると係の方が来て入口を開けてくれます
建物のワンフロアが資料館になっています
そこには名職人とうたわれた廣島一夫さんの作品がコの字形に展示されています
かるいというこの地方独特の背負いかごが目を引きます

かるい 廣島和夫作
きれいです
写真で見るのとはボリューム感がまるで違います
ほかにも印象的な作品が多々ありました
廣島さんが尊敬していた「ウシどん」という職人の作品もあります


ひごの緻密な作りに目が点になります
廣島さんが使っていた道具も道具箱とともに展示されていました


日之影に竹細工をやっている地の人はもういません
廣島さんの後継者の小川さんという方が移住して来て青雲橋の近くに住んでいるそうです
その方の作業を見学できるそうなので観光協会の方に電話していただきました
小川さんは生憎不在でしたので見学は諦めました
観光協会の方にお礼を言って見学を終えました


日之影から旧道を延岡方向へ向かっていくと道端に廣島さんの住んでいた家がありました
通りに面して簡素な仕事部屋が覗けました

廣島一夫氏実家
日之影から1時間ほど走ったところにあゆっぺという鮎料理の店がありました
店の外観・内観ともワイルドですが昼食をとることにします

五ヶ瀬川の川風が渡るベランダでせごし(生鮎のぶつ切り)、塩焼き、味噌だれ、鮎めし、煮鮎の入った赤だしを美味しくいただきました

あゆっぺから主に裏道を2時間走って門川に着きました
まだ3時ですが今日はここで泊ります

本日の走行距離:77km