2017年9月28日木曜日

黒旅(6)-2 南阿蘇⇒高千穂峡

朝になってもまだ雲が垂れ込め雨がぽつぽつ降ってます
それでも回復する傾向なので予定どおり出発します

高森から外輪山の内側をつづらおれに登る道に入ります

九十九曲から高森を望む
九十九曲りという旧道で一帯が公園になっています
ゆっくり登っていくとその急斜面のあちこちで草刈りをしている人がいます
すごく広くて急でたぃへんそうです

高森公園
よく見るとその斜面に桜の木がたくさん植わってます
花の頃は見事でしょう
それで労を厭わず草刈りをしているのかなと思いました

旧道は高森峠790mで新道と合流しトンネルになりますトンネルを抜けると青空が覗いていました

高森峠トンネルの東側
そこから道は高千穂峡への長い下り坂になります
そこを自転車で登ってくる人がいます
二人乗りの外国人夫婦で挨拶して行き過ぎます

いい道で最高速度が52.9km出てちょっといい気分です
一方で新道というものは登り返しも容赦なくあります
それが結構足にきます

高千穂峡でゴルジュを眺めてから流しそうめんを食べます


どちらでもいいんですがここでは「流しそうめん」ではなく「そうめん流し」といいます
「そうめん流し」というと竹の樋を流れて来たそうめんがそのままどこかへ流れて行ってしまいそうな不安を覚えます
「流しそうめん」にはそうめんをキャッチする時間的な余裕が感じられて安心なのです
考えすぎでしょうか

ちなみに万が一なにかの故あって全てのそうめんを取り逃がしたとしても心配ありません
下流にはそれを受けるザルがあるのです

そうめんキャッチャー
そこに入ったそうめんはのちほどすべてあなたに進呈されます

そうめん流しについてさらに感動的な事実を発見しました
それは利き手によって座る席が違うということです
右利きの人は右手が下流にくるように座ります
左利きの人はその逆です
この体勢だと箸の先端が自然に上流を向くのでそうめんを取り逃しにくいと言えます
なんというやさしさでしょうか

真名井の滝
こうしてそうめん流しについて見分を広めたあと天岩戸(あまのいわと)神社へ行きます
天岩戸を見て見て見たかったのです
「見」がちょっと多い気がしますがぜひともという気持ちの表れとお思いください

曼殊沙華の指定席
天岩戸は誰でも見られるわけではありません
社務所に申し出た人だけが見ることが出来ます
ちなみにここでは見ることを遥拝(ようはい)といいます
立ち入りや写真撮影は禁止です

案内の人に従って清め水を使いお祓いを受けてから神社の裏へ回って行きます
そこは木々の深い谷川に面した崖の上です


案内の人の差し示す方向に目をやります
そこには崩れかけた洞窟のようなものが見えます
それが天岩戸です
あそこに太陽さんが隠れてしまったのですね

天岩戸から上流へ少し行ったところに天安河原(あまのあやすかわら)というところがあります

天安河原
いかにもパワースポットという雰囲気のあるところでした

太鼓橋
今夜のお宿は高千穂に近い国見ケ丘の民宿です
ゆっくり風呂に入りおいしい夕飯をいただきました

本日の走行距離:71㎞