1990年4月8日日曜日

武尊山 (百名山40峰目)


稼ぎと割り切っていた仕事が楽しくなった
それであまり遊びに行かなくなった
遊びとは山登りやスキーである

そうはいえ時折は遊びに行きたくなる
ふだん鍛えていないので百名山に行くのがちょうどいい
そう割り切って百名山を完登することに目標を定めた
その記念になったのは上州武尊山だ
季節はまだ春なのでスキーができるだろうと踏んだ

ほたかスキー場の最終リフトから歩きだす
すでに標高は1600m近くなので山頂2,158mまでは標高差500mほどしかない
ゆるやかな樹林帯をスキーにシールをつけて登っていく
ブナの林相がきれいだ

前武尊まで登ると起伏の少ない狭い稜線になる
帰路はほとんど滑るところがないなと思いながら登る

山頂はガスに巻かれていて祠が目立つばかり
早々に下山する
気持ちよく滑降できるところはほとんどない

樹林帯をストックで漕ぎながら下り人気のないスキー場の上部に出る
ようやくここから気持ちよく滑ることができた