先週中止になった遭対訓練をあらためてやることになった。その前日に、Oと先に行って、先週登れなかったルートをまたトライしてみた。すると意外にも、先週はずい分と苦しめられた箇所が、登り方さえ分かると、すんなりと登れた。不思議な感じがした。
クライミングの上手な人が登っている様子を見ると、劣等感を持ってしまう。それをこらえつつ、彼らの登り方を観察した。彼らはまず安定したスタンスに立つことを第一にして、腕力を使いすぎないように心掛けているようだ。
翌日出海さんの指導による遭対訓練が行われた。メニューは片手での懸垂下降、人を背負っての懸垂下降、人工呼吸、タンカを使った救助訓練であった。
岩登りに行くのであれば、このような訓練は必ずやっておかなければならない。これをやらないで岩登りをしてきたのは怠慢だった。反省し、訓練するようにしなければ。