1972年5月7日日曜日

鍋割山から表尾根

山岳部に新人が何人か入部してきたので昨年と同じように歓迎山行が行なわれました
4月に校内でビバーク訓練をやったのでみんなだいたい幕営の要領は分かっていました
しかい今回の引率は幕営の仕方について厳しいT先生なので油断がなりません

5月6日

大倉から退屈な林道歩きで二俣まで行きました

ここで幕営します


わたしは天幕を張る担当にされたのでT先生から小言をくらう確率が高くなります

やだな、やだな、と思っているうちに始まりました


「なんだその張り方は」「なんだこの張綱は」「なんだ、かんだ」

分かった、分かった、もう分かりました


5月7日

今回は山岳部で購入した背負子に荷物をくくりつけて来ました

これがメチャクチャ背負いにくいものであることがわかりまし


コースは目をとじても歩けるくらい良く知ったところです

鍋割山から小丸、大丸、塔ノ岳と登り、仲尾根を下りました


背負子に当たるところの背中の皮がむけてきました

それに今回は股ズレもできて、ものすごく悪いコンディションでした


今回の歓迎山行について、新人は取り立てて何も感じていないように見えました

彼らの無感動な様子が残念でした

わたしはこんなに熱中しているのにどうして新人は楽しくないのだろう?