2024年6月24日月曜日

ミディ運河の自転車旅 ラ・グランド=モット ⇒ アルル 74㎞

今日が今回の自転車旅のラストランです
アルルまで走ります
一番手ごわいのは暑さです

みんないつになくテキパキと準備して8時半にはキャンプ場を出発しました
そして昨日は走ったエーグ=モルトへの道を元気にたどります
暑くなってきました
なるべく最短コースを取ろうとルートを考えます
木陰でホット一休み
サン=ジルの役場の前の公園でピクニックしました
コンポステーラの巡礼が訪れる静かな修道院に行きました

Église abbatiale de Saint-Gilles du Gard

アルルまでもう少し!
最後の乾杯は Pastis で!
アルルでドミニクたちと別れました

2024年6月23日日曜日

ミディ運河の自転車旅 ラ・グランド=モット⇔エーグ=モルト 31㎞

カルカッソンヌからここまで結構ハードな走りを続けてきました
じっさいドミニクたちが奥さんたちと走るときはずっとマイルドな走りだそうです
それに今日は日曜日でもあるので休養日にしました

ゆっくり朝食をとってから買い出しに出かけ今度は昼食をとり昼寝しました
きょうは闘牛のデモンストレーションが街中であり大勢の人が見物していました
午後はエーグ=モルトへ散歩に行きました
往きは北側の運河沿いの道を行きました
天気は良くて風もほど良かったのですが凸凹道でした

まだまだ凸凹道が続く気配
道端に闘牛用のような牛をを育てている牧場がありました
エーグ=モルトとは「死んだ水」という意味です
ここはローヌ川の西側の河口に位置する戦略的に重要な港町でした
城壁の内部には商店が沢山あり観光客も沢山いました
城壁に快適スポットを見つけました


城壁の内部
城壁
塩田
途中の街でレンタサイクルのチェーンが外れて困っている人がいました
何とかしてあげようと1台に4人が同時に取り付きました
みんなとても親切です
帰りは南側の自転車道から行ったところ走りやすくていい道でした



2024年6月22日土曜日

ミディ運河の自転車旅 ルピアン⇒ラ・グランド=モット 75㎞

Sète
ジャン=ピエールの別荘は通りからは高い壁にさえぎられて内部の様子は全くわかりません
大きく古い石造りの建物がきれいに修復されていてとても使いやすく快適な家でした

昨夜は暑かったのでうっかり天窓を開けたら蚊が入ってきて往生しました
朝シャワーを浴びて久しぶりにテーブルについて朝食を食べました
食べるものはいつもと変わりませんが気分は少し改まった感じです
ルピアンからセットまではトー湖の東岸に沿って走ります
途中の浅瀬ではフラミンゴが水の中の何かをついばんでいました
工業地帯を過ぎて南下していくとセットの町に入りました
ここは古い港町です
ジョルジュ・ブラッサンスの生まれたところですね
大きな跳ね橋
自転車で走りながら港町の風情を感じることができます
Via Rhônaの最終地点はここセットです
そこからようやくしっかりと地中海を見ました
街の中にあるLes Hallsで昼食を買いました
魚介類がふんだんに売っていて魅力的ですが道端で食べるのは気が進みません
時間が無いということで丘の上にあるブラッサンスの墓参りはしませんでした
ちょっと残念です
セットの町を後にしてまた走り出しました
地中海と内海を隔てる砂州の上に作られた自転車道を行きます
途中牧場の横で昼食をとった後もひたすら走ります
途中雨に降られたり蚊の集団に襲われたりしながらもキャンプ場のある街に着きました
ラ・グランド=モットという近代的な保養地です


2024年6月21日金曜日

ミディ運河の自転車旅 コロンビエール⇒ルピアン 68㎞

今日は出発までに少し時間がかかりました
昨日の雨で濡れたものを乾かしたためです
日本人には気にならない程度の湿気でもフランス人には濡れてると感じられるのです
もちろん個人差はあります
みんな元気にコロンビエールを出発
出発して30分ほどでベジエのフォンセランヌ水門につきました
フォンセランヌ水門からベジエを望む
フォンセランヌ水門は閘門が8つ連続する標高差21mの階段水門です
この水門の工事に実際に携わったのは女性の労働者であったと伝えられています
右側の坂道を一気に下りました
水門からまっすぐ流れに沿って下ると川に出ました
これはおかしい
川の上を運河橋が渡っています
あそこがミディ運河です
そこに戻りたいのですがなかなか道が見つかりません
一般道に出てようやく川の向こうの運河に出ることができました

ミディ運河はベジエの町の南側を通り地中海へと向かっています
海岸まで数キロのところまで来ましたが林にさえぎられて海は見えません
かすかに潮の香りがするような気がします
ミディ運河はリブロン川という小さな流れを横切ります
その川が大雨で増水するとその水がミディ運河に流れ込んで運河が氾濫します
そのような時に運河に水が流れ込まないように水門を閉じてしまう仕組みです
とそのように理解して興味深く設備を見ました
Ouvrages du Libron
Canal du Midi
快調に走っているときは先頭から最後尾まで100mぐらいに伸びています
アグドという町で食料を買い公園で昼食にしました
そのあと橋の近くのカフェテラスでお茶にしました
暑いのでわたしはアイスコーヒーを飲もうと思いました
そういえばこれまでフランスでアイスコーヒーを飲んだことがありません
フランス語でアイスコーヒーを何というのだろう?
ちょっと考えて Café glacé, s'il vous plait. と注文取りの若い男性に頼みました
すると彼は困ったような様子で奥に何やら聞きに行きました
しばらくして戻ってくると Café glacé はこの店には無いとのことです
こんなに暑いんだからと納得いきませんでしたが普通のコーヒーに注文を変えました

このやりとりをみんなは横目で見てました
知らない飲み物を注文されたんで彼はひどく落ち込んでいたよとドミニクは笑ってました
彼には悪いことをしました

アグドから一走りでミディ運河はトー湖に消えます
自転車道とは別れ今晩の泊めてもらうジャン=ピエールの別荘があるルピアンへ向かいます
Marseillan
マルセイヤンという港町を抜けると素敵な湖沿いの道になりました
しかも追い風です
湿地を保護するため木道が架けられているところがありました
ここを過ぎると道が走りにくくなってパーティーが二つに分かれてしまいました
再び全員集合して墓地で給水したあとまたパーティーが分かれてしまいました
原因は早く先に行きたい人とのんびり行きたい人がいるためです
こういう場合は体力に余力のある人がのんびり走る人に合わせるのが良いと考えます
ようやくジャン=ピエールの別荘があるルピアンに着きました
まず小さな町の真ん中にあるバーに入って乾杯です
それからジャン=ピエールのうちに向かいました


2024年6月20日木曜日

ミディ運河の自転車旅 ミルパイセ⇒コロンビエール 45㎞

ここまでミディ運河のほとりを200㎞ほど走ってきて一つのことに思い当たりました
それは運河とは船で物を運ぶための人工の水路だということ
なんの不思議もない当然のことです

そんな当たり前のことがやっと分かったのには理由があります
これまで5回のヨーロッパ自転車旅行はほとんどが自然の川に沿った旅でした
なのでなんとなく今回の旅にも同じような感覚でいました

しかし今回はずっと運河沿いの自転車道です
そこに旅として大きな違いがあることにようやく気がついたのです

自然の川のほとりには多く人が住み歴史を重ねてきた痕跡が色濃く残っています
一方で運河は物を運ぶための水路なのでその脇をいく自転車道が単調なことは否めません
起伏がないのであっと驚くような景色もあまりないし歴史的な建造物も少ないです
ポン・デュ・ガールのようなローマ時代の水道橋とは比べることもできません

つまりミディ運河は近代産業遺産でありここを走る意味はそれを理解することにあるのです
そのように思い当たりようやくこの道のことが分かりました

きょうは50㎞ほどの行程なのでゆっくり出発の準備をし出発したのは11時でした
ル・ソマイユまで戻って大きな古本屋に入りました
その名も The Find All Book といいあらゆる種類の50,000冊の本が陳列されています
もっとじっくり見たかったのですが30分ほどできりあげました
ソマイユ教会
17世紀に架けられた端に隣接している
もう昼なのでアルジュリエで昼食を買うことにしました
買い物は大概スーパーでするのですがこれがいつもすぐには見つかりません
スマホは画面が小さいのでグーグル・マップが見にくいようです
でもメンバーはあまりそのことを気にしている様子はありません

買った物をめずらしく運河のほとりのスタンドで食べました
いつもはピクニックですが今日はどうも雨っぽくて降ったりやんだりしているためです
スタンドの主人はよくあることですがおしゃべりで親切でした

くねくねとした運河沿いの自転車道をたどりカプスタングの村を過ぎました

今回の旅では珍しい急な坂道になりました
ここは運河が尾根をトンネルで通り抜ける場所でした
切通しにしないでトンネルにしたのはなぜでしょうか
この丘には遺跡があり生活道路もありました
そのために世界で最初の運河トンネルが掘られたのでしょう
Tonnel du Malpas
このトンネルのちょうど真下にさらにTGVのトンネルが作られました
トンネルからコロンビエールの町までは30分ほどでした
広くてきれいな芝生のキャンプ場は料金も10ユーロと手ごろでした
ゆっくりと買い出しをしてみんな思い思いに好きなものを食べて飲みました


2024年6月19日水曜日

ミディ運河の自転車旅 カルカッソンヌ ⇒ ミルパイセ 70㎞

Hompsにて
今日は風が強くなるという天気予報です
口には出しませんがみんな「向かい風にならないように」と祈っていることでしょう

カルカッソンヌの駅前をミディ運河が流れています
時系列的にはミディ運河が完成してから後に鉄道の駅ができたということです
なので駅は運河の向こうにちんまりと収まっています

運河沿いの道はすぐに幅の狭いダートになりました
ときどき穴ぼこや水たまりがあるので要注意です
前を走るメンバーの斜め後ろ2mほどの位置で路面を見ながら走ります
ブドウ畑を見ながら走る
道はしばしば運河のすぐ脇につけられています
この道はその昔は曳舟道と呼ばれました
この道を馬が歩いて船を引いたんですね

かたわらを通り過ぎる船に乗った人たちと気軽に挨拶をかわします
手を振って応えた時にバランスを崩して転倒し船の人達から大笑いされました
通り過ぎるボートを見送る
ミディ運河が完成したのは今から300年以上前のことです
1860年代にフランスの鉄道幹線ができあがるまでは運河が物資輸送の主役だったのです
現在では物を運ぶ船の姿はこのミディ運河では見るられません
鉄道やトラックにその役割を奪われたのです
なのでこうして静かな運河沿いの旅を楽しむことができ嬉しい

閘門の脱水
閘門の開門
ドミニクにうしろから呼ばれたので男女の二人連れがいるところまで戻りました
二人が話していることを通訳してくれということです

二人はアメリカの西海岸からここに自転車旅にやってきました
海外への自転車旅ではその運搬方法が問題です
段ボール箱に入れることを義務付けている航空会社が多くなっているためです
そこで二人は車輪のついたスーツケースにミニベロを入れて運ぶ方法を選んだそうです
たしかにこれだとパッキングは楽でチェックインも問題ありません
もっと考慮しなければならなかったのはミディ運河の自転車道のことでした
舗装路は少なくダートや砂利道が多くあります
ここをこの自転車で荷物を引きながら走るのはちょっと辛いと思います
Épanchoir de l'Argent-Double
運河の脇に掛けられた石の通路は路面が凸凹
で幅が狭いので押して渡るのが正解です

意外なところに意外な形の水道があります
彼女が立っているのはレピュドル運河橋の上です
運河橋というのは運河が谷や川の上を通過する場所にかける橋です
この橋はミディ運河で最も古い運河橋で他の運河橋を建設する際のモデルになりました
世界でも2番目に古い運河橋だそうです(一番古いのはどこだか不明です)
ピュイシェリックの運河のほとりのカフェで休憩しました
そこの店主に誰かが Le Somail 辺りにいいキャンプ場はありますかと聞きました
すると店主は待ってましたとばかりに紹介してくれました

さんざん道に迷ったあと着いてみるとそこは牧場でした
動物が一晩中騒ぐこともないでしょうから静かでしょう
牧場の前のベンチで生ビールを飲んでようやくほっとしました
広々とした場所で施設は老朽化しているものの一通り揃っていますが人影がありません
主人によるとしばらく前まではこのあたり唯一の乗馬施設として繁盛していたそうです
それが近隣につぎつぎと同様の施設ができてすっかり客を取られてしまったそうです

今晩は買い出しには行かずあるもので夕飯を済ますことにしました