1985年12月15日日曜日

笛吹川東沢乙女ノ沢

  昨冬断念した黄蓮谷の氷瀑だが、今年は奥秩父でやってみようと、SJと行く。バス終点の新地平から、徒歩2時間ほどで乙女ノ沢の出合に着く。(8:30)

 他パーティーに続いて、わたしたちも乙女ノ滝から登る。(9:10)SJは1万円で買ったバイルの性能が素晴らしいと、とても喜んでいる。滝のうえからナメが続き、コンテで行く。すぐにやや角度のある3段の滝になって、スタカットで登る。SJは今度はスナーグという道具が素晴らしいと感心している。80Mの大滝(Ⅳ-)は順番待ちになっている。氷瀑登りを始めたばかりのわたしたちは、他人の登り方が参考になる。わたしがリードして、30Mほど登ったところでビレイポイントを作ろうとした。しかし、持参のパイプスクリューはなかなか上手く刺さらなかった。次にSJが登ってきて、ビレイポイントを通過して上部をリードした。最初にスナーグを、次にコの字ハーケンを打って落ち口に出た。(14:00)大滝から上部は面白くないので、懸垂下降3回を交えて乙女ノ沢の出合まで戻った。(15:45)