ゲレンデで滑っていると確かにダレる。しかし、今回は新入職員で経理課に来たIがいるので一味違う。彼は早大のチロリアンスキークラブで4年間やってきただけにバリバリ滑るし、スキー理論についてもうるさい。
しかし、スキーに対する考え方がわたしよりかなり狭い。わたしは、スキーは楽しむものだと単純に割り切っているのだが、彼はとてもそんなシンプルに考えられないようだ。彼はスキーに真剣に、まじめに取り組むことを極端に大事にする。百歩譲って、そういう取組み方を認めてもいい。だが、山とスキーを両方楽しんでいるわたしからすると、彼はスキーを見ているが、山を見ていない気がする。
ともかく、技術的にわたしと同じくらいの人間が近くに現れたことで、わたしは刺激を受けることになった。
奥利根国際は、ちょっと珍しい地形で、積雪が十分あれば中上級者が楽しめるスキー場だと思う。残念ながら初心者に適した斜面は少ない。
大穴は絵にかいたような田舎スキー場の雰囲気だが、空いていて、南に面して明るく、斜面が緩いので、初心者に向いている。