河童橋で 1976年8月31日 |
早稲田大学体育局の実技科目に「山岳」というのがある。この科目で学生は北アルプスの梓川のほとりの徳沢園で幕営しながら、周辺の山々に登るのである。
この科目の実施にあたって毎年体育局の職員が出張していた。今年は専任職員のYさんとTさんが行くことになっていた。わたしはTさんから誘われて徳沢へ遊びに行くことにした。
Tさんの車で上高地まで行き、駐車場に車を置いて、通い慣れた道を徳沢まで行く。翌日は実技班が蝶ヶ岳に登るというので、それについていった。長塀山から蝶が岳の稜線に出ると、あまりはっきりとはしないながら槍ヶ岳から穂高岳のパノラマが得られた。下山はスタコラと走るような感じで下った。