1971年10月24日日曜日

セドノ沢右俣

また沢に行きたくなったので、2年生のIさんとMさんを誘いました

Iさんの友達も行きたいと言うので、一緒に行くことになりました

この日、新茅ノ沢で転落した人がいたそうです


戸沢をわたり、水無川のF1のところで昼食にしました

わらじにはき替えてF1を越えその上で合流するセドノ沢に入りました

面白い棚が2つ、3つあり、そこを越えるとゴーロになり、細い右俣の出合になりました


Iさんの友達が途中の棚で少しつかえたけれど、無事に通過しました

そこからまたゴーロとなり、沢が左に曲がるとそこに大滝がありました

そこで再び食事をしました


大滝は3段くらいになっています

左のピナクルを巻いて、左のフェースぞいに登りました

一旦下まで降りて、今度は右側の巻道を登りました

小さな棚を越すと沢幅が狭まり、源流になりました

スズタケの踏み跡を少し登ると、政次郎尾根が表尾根に突きあげるところに出ました


今日は戸沢右俣を下降しようとしてここだと勝手に決めつけてめちゃくちゃに下りました

すると石車になって10メートルくらい流されました

下に人誰かいたら石がぶつかってケガをさせたのではないかと思いました


10個ほど棚を下ると右俣の本流に出て、その少し先で戸沢左俣が合流しました

ゴーロを下って戸川林道に出ました

新茅橋の下に荷物を置いて空身で新茅ノ沢のF4まで往復してきました

それから大倉へ向かい、前回戸沢に来た時と同じくらい真っ暗になってしまいました


1971年10月10日日曜日

モミソ懸垂岩

10月9日
磯工山岳部の月例山行として新茅ノ沢へ行くことをわたしが提案しました
先月、戸沢左俣へ行って、次は新茅ノ沢に行きたいと思ったからです
これが受け入れられて、みんなで新茅ノ沢に行くことになりました

渋沢でバスを待っていると、港北高校の山岳部の連中がいました

この夏のリーダー講習会で勘七ノ沢を一緒に登ったメンバーです


どんよりと雲がたれ込めた表尾根を見ながら戸川林道をモミソ沢の出合へと向かいました


秋になって日没が早くなりすぐにまっくらになってしまいました

暗いため橋を下りるところや、幕営地を探すのに苦労しました

2張の天幕を張り終わって、食事を済ませすぐ寝ました


10月10日

翌朝は大雨でした

目的にしていた新茅ノ沢の遡行は中止になりました

だらだらと9時頃朝食をとってモミソ沢出合の懸垂岩で懸垂下降の練習をしました

雨の戸川林道を大倉に向かい帰りました