1981年11月22日日曜日

五竜とおみスキー場 1981年11月22日、23日

 スキーシーズン入りをひかえて、小屋の修理を兼ねて初滑りに行く。

 往きに戸狩スキー場へ寄って、中古のボイラーを貰い、それを神城山荘に据え付けて、それから滑った。あまり長くは滑れなかったが、それでも何とか勘を取り戻すところまではいった。

 地蔵平のサニーコースぞいのリフトの下を滑った。わたしは最近人からスキーをきちんと習っていないので、滑りが荒れている。

 

1981年11月8日日曜日

仏果山

 仕事場の雰囲気に呑み込まれて、個が異常に縮小してしまった。

 拡散した自我を拾い集めようと、あちらこちらへと動きはするが、あっちへ行って5を拾い、こっちへ行って10を落す。そしてだんだん貯金が底をついて、ついには切り札がゼロになってしまう。つまりは、魅力、気力、体力、活力、努力などなど、力という力が無くなってしまう状況になった。これはいかんと思っても、職場を変えることは簡単ではない。


 そんな割り切れない気持ちを抱いたまま仏果山へハイキングに行った。まあなんとつまらない、山行ともいえない山行で、こんなことがあるとつくづく勿体ない1日を過ごしてしまったと思う。こんなふうでなく、どうにか自分のペースで生活を組み立てられないかと考えあぐんでしまう。


 失われた自己よ。いとおしい自己よ。立ち上がれ再び。