1981年2月8日日曜日

五竜とおみ・鹿島槍・青木湖・佐野坂・栂池スキー場 1981年2月8日、10日

2月8日
栗木、鈴木健康他1名と仲良く滑る。勘を取り戻す程度。

2月9日

 長い距離、大きな標高差をなるべく止まらないで滑ることを目標にして、鹿島槍・青木湖・佐野坂の各スキー場を結ぶツアーをした。


 大糸線の簗場駅から見える鹿島槍高原へまっすぐ登って行くリフトぞいのコースは、高度差がありながら極端に急な個所もなく滑って楽しい。またリフト代も安い。午前中はここで滑る。シーズン最盛期だが平日なのでリフトは空いていた。若干の荷物を背負い山スキーをはいているせいか、疲れてくると体が遅れたり、外足にのれなかったりする。しかし、目標とした全コースをノンストップで下ることはできた。


 昼食後は青木湖から佐野坂へとぬけた。降雪が激しくなってきたので午後3時ごろで切り上げ、神城山荘へ帰ることにした。


2月10日

 前から行きたいと思っていた栂池スキー場へ行った。


 駅からスキー場へ行く道の両側は、バスの高さほどの雪が積もっていた。バスがうなりを上げて坂道を登り、9時ごろにスキー場に着いた。


 1日券を買ってバリバリ滑ることにする。午前は親ノ原で少し足慣らしをしてから、主に新設された第5リフトに乗って滑った。リフトの終点から沢へ直接降りるコースは立ち入り禁止になっていたが、遠巻きにして行ってみた。すると何とも良いコースで、ツアー気分が十分に味わえた。良い気分になり、尾根コースへも行ってみたが、下部がアイスバーンになっていて、短い山スキーではエッジングしにくかった。


 ゲレンデで食事を済ませ、午後は馬の背コースへ行ってみた。最上部は標高が約1,700mで、そこから標高差約750mの滑降を楽しむことができる。ここを3本続けて滑り、内1本はノンストップで下った。ロングダウンヒルではスキーのリズムが大切であることを体感した。